ミステリーを読んだことのない私ですが今回は音楽がモチーフになっていることもあり初挑戦です!

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽家の家に産まれたヤンはショパンの故郷であるポーランド人。

ショパンコンクールに優勝することを目的にヤンへ熱心な教育を施してきました。

それはもう、コンクールの審査員になる様なピアニストを先生に雇い、人らしい感情を感じられないほどに…。

 

 

 

ショパンコンクールで優勝することはピアニストにとって、とても重要なことであり名誉なことでもあります。

そして、ポーランド市民にとってもピアニストと同じくらい大切なコンクールです。

そのコンクールでテロ事件が起きます。

 

 

はじめは大統領の乗っている旅客機で爆弾テロが起き、ショパンコンクールにも影響します。

テロリストの名は「ピアニスト」、本職がピアニストだというのですからショパンコンクールに出場する全員が容疑者です。

 

 

クラシックの中でも、私はショパンのノクターン第2番がとても好きで寝る前や落ち着きたいときによく聴くんですが、こちらの小説ではショパンの曲を解説してくれています。

 

ショパンがどのような気持ちで作曲したのか、またどういう時代だったのかを知る事ができるだけでなく、ピアニストがどの様に弾いているのか、疲労するポイント等を指の一本一本まで言葉として表現されています。

 

 

家で読むときはショパンの音楽をかけながら読んでいました。

この読み方、おすすめです。笑

 

 

 

 

 

ミステリーというよりは、旋律を言葉で表現したような本でした。

 

 

 

 

 

 

素敵な作品をありがとうございます。

いつまでもショパン/中山七里

 

 

しの つばさ