もしかしなくてもわたしは変なのかも知れない。

 

人から「変わってますね」、「個性的ですね」そう言われることを恥じていた時がありました。

理由はその言葉の裏に含まれている軽蔑や嘲りを感じていたからでした。

なので、いい子でいなければ好いてもらえない、普通だと思ってもらえる様に振舞わないと嫌われてしまう…それが嫌で大人しくしていようと思ったのですが、やっぱり自分の好きではない行動や言葉を敢えて仲間内で一緒にしなければいけないことが分からなかった。

そうこう悩んでいるうちに、また、変わってるね。と声を掛けられるのです。

 

今では自分が風変わりなことを理解しているし、それで良いとさえ思っている。それでも周りの目が気になるのは確かで今でも怯えている。

 

窓を開けて一歩踏み出せば、そこは暗転。

落ちて怪我をする。怪我ですめば幸福ものだ。

そっと指先から忍ばせてその感触を確かめたい。

屋根の上を歩いてみたい、ふわふわふわふわ

きっと気持ちが良いだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しの つばさ