いじめられっ子による、いじめっ子への復讐劇。


サイモンは妻ロビンと不自由なく暮らしていました。
ただ1つ気がかりなのは子どもが出来ないことで、過去に1度流産しているロビンはそのショックからか精神的に不安定になり安定剤などを服薬しています。

そんな彼女を支える優しい夫サイモンは仕事も出来、まさに非の打ち所のない素敵な旦那様でした!ある日突然、サイモンは見知らぬ男から話しかけられます。
彼の名はドーゴ、学生時代の友人で久しぶりに再開できて嬉しいと話しドーゴは夫婦へ贈り物をする様になります。


ここからが復讐劇のはじまりです。


いい夫だと思っていたサイモンは自分至上主義の男で、沢山の嘘をつく事で他人を蹴落とし仕事の地位も妻も手に入れることができましたが、ドーゴの登場によりその嘘が暴かれていきます。
ロビンの情緒不安定な原因も流産だけでなく、サイモンから与えられるプレッシャーからなるストレスだったのではないかと思われます。

豪邸に住んでいることや好きだという感情、今まで優しい夫だと思っていたサイモンの言葉「君は弱いんだから強くならなきゃ!」といった言葉にストレスを感じながらも曖昧に誤魔化していたんでしょうね、きっと…。

物語の終盤、ロビンは出産し夫婦には幸せに包まれている中ドーゴの復習も幕を閉じるようです。

子どもが産まれ、守るものが出来たことにより自我をしっかりと表に出せるようになったロビンは今までのサイモンへの不信感からドーゴを擁護するようになりました。

ドーゴからサイモンへの最後の贈り物です。
彼は言いました。
子どもの目をよく見てみろ。









しの  つばさ