いつもの帰り道

見慣れた筈の風景


だけど何だか
違和感を感じるのは

紫色の空にひときわ大きく
煌めく月が浮かんでいるから…


銀色に輝く月は
この世の物とは思えないほどに
幻想的で美しいけれど

都会の無機質な空間に、似つかわしくない
突如現れた異質な存在のようで
漠然とした不安に駆られた


早く帰りたい…


家には愛しい人が
自分の帰りを待っていてくれるから

彼を抱き締めて
確かなぬくもりを感じたい…

泣きじゃくる幼い子が
母の胸に抱かれて安心するように

彼の顔を思い浮かべると
ザワついた心も落ち着いてきた


カタン…カタン…と揺れる電車の窓から
銀色の月が見える

どこまでも追いかけてくる月が
生き物のように感じられた…



「 …ただいまッ!」


自宅のドアを開けると
「お帰り!」って

シッポをブンブンと振りながら
飛び付いてくる彼に
顔中をペロペロと舐められる…

彼のいつものお帰りの儀式

そんなお決まりの出迎えを覚悟…
いや、期待してドアを開けたけれど

そこに彼の姿はなく
明かりの消えた部屋の中は
シン…っと静まり返っていた


いない…のか?


月明かりに照らされた室内は
物の輪郭までハッキリ見える程で

ゆらゆらと揺れる
白いレースのカーテンに

映し出されていたのは
ひとつのシルエット…


「見つけた…
こんなトコにいたのか… 」


そう声をかけると、ベランダに佇んで
空を見上げていた彼が、ゆっくりと振り返る

銀色の月を背に
光を浴びた髪はキラキラと輝き

そして…

いつもは少し茶色がかった瞳までも
美しい琥珀のように輝いていた


金色の瞳…


その瞳は、彼の白く整った顔に映えて
怖いくらいに美しく
俺はただ呆然とその姿を眺めていた

そんな俺を見て
彼はクスッと微笑み

「ねぇ…知ってる?
今夜の月はね…数年に一度の
犬族にとって、特別な月なんだよ… 」



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微笑む表情も、醸し出す雰囲気も
いつもの彼とは違い

どこか妖艶で…

甘い蜜で獲物を罠にかけ
喰らうような

そんな捕食者の瞳に囚われて
微塵も動けずただ立ち尽くす俺の頬に
そっと手を添えると


「──翔ちゃんが欲しい… 」


いきなり唇 を塞がれたと思えば
強引に熱い 舌 が 滑り込み
口 内 を舐 めまわす


「……ンッ、ふっ… 」


その貪 るような激しいキスに
息つく間もなくて
頭の芯がクラクラとした

引き寄せられ、押し付けられた下 半身は
既にガチガチで…

スボンからシャツを引っ張り出され
ボタンが弾け飛びそうな勢いで
服の中に 手 が入り込んでくる

「ちょ、待て…って… 」

このままベランダで始まりそうな勢いに
唇を離して制止すると

「何で?」

ピンと立っていた耳は、横に伏せて
不満そうな瞳が、俺の顔を覗き込んだ


「何でって…ここベランダだぞ!?」


それならば…と

俺の身体をヒョイと肩に担いで
寝室へと運ぶ

体重は決して軽くはないけど
こうも軽々と持ち上げられてしまうとは…

犬族との力の差に
抵抗するだけ無駄だと悟った




✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿



こんにちば
お久し振りでございます♡


GWがやっと終わって
少し時間に余裕が出来ました(;-_-) =3 フゥ

とは言っても

ただ今病院に向かう
バスの中ですが(笑)  ←何かしら予定はある


GW中は仕事に野球の大会  ←優勝した
弓道の大会と     アッシーにさせられてた

昼間の自由時間が
ほとんど無かったです( ;∀;)

夜は夜で
疲れている所為か
すぐ眠くなるし…

まぁそれでも妄想だけは
忙しくても出来ますからね(笑)

なので久し振りに
お話が書きたくなりまして

以前書いていた
『Love Dog』ってお話の
次世代編を書こうかと…

ただその前にプロローグ的な
このお話を終わらせないとね( ー̀ωー́)゙
↑スーパームーンの時に書こうと思ってた(笑)
↑どんだけ今更だ!


この先も
勿論ございますが…

やっぱアメ限かしら(・∀・) ←知らんわ!


表現は抑えたつもりですが
久し振り過ぎて
匙加減が分かりません(笑)

自分としては一般公開でも
大丈夫かなと思っていますが

菌さんに食べられちゃう
可能性もある…

なので別のお部屋に
移したいと思います(・ω・)ノ


ただあちらも久し振りで
パスワードを忘れたりして

ログインするのに
苦労していますけどね(笑)


鍵はかけないつもりです♡  ←多分

良かったら
読んでやって下さい(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”  
↑まだ書き途中だけど


それでは本日も
頑張りましょう♡