昨年は大変お世話になりました。

 

戦後79年を迎える本年も

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

【モンゴル抑留者の亡くなられた方の情報です】

 

著書『命の嘆願書』を昨年出版されたジャーナリスト井手裕彦氏が入手された貴重な情報 です。

 

当会でに昨年井手氏の出版記念講演会を開催致しましたので、ご記憶に新しいかと思います。

 

 

 

 先日井手氏がFMしろいし 『広田まゆみのすっきりマンデー』にゲストとしてご出演

 

 

 『 FMしろいし 広田まゆみのすっきりマンデー YouTubeより』

 

明るく元気なお声の司会進行の広田まゆみさん、分かり易いご説明の井手さん ぜひお聴きください。

 

その際番組の最後でモンゴル抑留で亡くなったこの度判明した283名の死亡時情報の中から

北海道出身者のお名前と死亡時の年齢や住所を読み上げられました。

 

当会スタッフがラジオを聴きながら、その北海道出身13名の名前などをひかえ私に相談。

SNSを通してご遺族に届くことができればという事で、井手氏のご理解を得て

ブログで紹介させて頂きました。

 

お心当たりのある方は、井手氏へ電話やメールでご一報をお願いします。

井手裕彦さん(090-2705-9901)

メール        idei5487@outlook.jp

 

■ お知らせ 次の方々は、戦後、モンゴル人民共和国(現・モンゴル国)に 強制連行され、

その地で亡くなった北海道出身と思われる13人の 方々です。 

これまで公表されていなかった方々ですので、お心当たりのあ る方にお知らせしたく投稿しました。

 

 ※ 年齢、出身地は当時のものです。

 

① 佐々木 金男(21)上川郡名寄町字日進436番地

② 立崎 政信(25)室蘭市小橋内町116番地 

③ 仁木島 儀一(46)札幌市北8条東13丁目 

④ 山崎 正治(32)長万部(満鉄社員) 

⑤ 斉藤 三蔵(35)後志寿都郡樽岸村 

⑥ 南沢(澤) 源吾(39)空知郡芦別町 

⑦ 高崎 慶吉(45)函館市大縄町22番地 

⑧ 井出 精(24)十勝国河東郡音更村駒場

⑨ 三浦 岩太郎(38)札幌市北7条東7丁目12番地

⑩ 福地 兼吉(42)上川郡愛別村フセヨシ 

⑪ 中原 金次郎(金一郎)(24)釧路市入舟町6-18 

⑫ 越中 善太郎(40)空知郡南美唄ナカ 

⑬ 坂本 末吉(34)釧路市ヒガシグンモリ

 

 ■ モンゴル抑留 「シベリア抑留」(後述)のことは、学校の授業や新聞、或いは 「ラーゲリより愛を込めて」の映画などで、ご存じの方もいるか も知れませんが、「モンゴル抑留」のことはあまり知られていま せん。

 この方々のお名前は、元新聞記者の井手裕彦(いで ひろひこ) さんという人が、ご自分でモンゴル国立中央公文書館で調査さ れ、収容所や病院の医者などが記した「死亡診断書」などの死亡 記録、1,100ページにも及ぶファイルを見つけ、持ち帰った中にあ ったものです。持ち帰った記録と厚生労働省が公表している情報 と照合したところ、公表している情報にない死亡者が次々と出て きました。   

 

井手さんは、この記録を厚生労働省にも情報提供するととも に井手さんの著書「命の嘆願書」にもページを割いて283人の氏名

と出身都道府県を掲載し、一人でも多くのご遺族にこの記録を 届けたいと話しておられます。

 

お申し出のありましたご遺族には、死亡記録を無償で提供され るそうです。

 

お問い合わせは、井手裕彦さん(090-2705-9901) まで。 

 

■ シベリア抑留   1945年8月15日の終戦を迎える直前の8月9日、旧ソ連軍の侵 攻により575,000人ともいわれる旧日本軍人等が旧ソ連のシベリア などに強制連行され、極寒の地で長期間にわたり、劣悪な環境の もとで過酷な強制労働に従事させられ、55,000人ともいわれる人 が故国の地を踏むことなく死亡しました。

これが、いわゆる「シ ベリア抑留」です。 

 

  私の父も、終戦直後、中千島の得撫(ウルップ)島からシベリ アに強制連行され、4年間の抑留経験をしました。

私は、その縁 もあって定年退職後、これまで10年ほど「シベリア抑留体験」を 次代に伝え遺す活動に従事しています。

 

この度は当会事務局スタッフの提案でこのように、井手氏のお手伝いをさせて頂きました。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

シベリア抑留体験を語る会札幌

 会長 建部 奈津子