カップには取っ手が付いてない時代もあった様子。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

目上の人相手だったり、かしこまった場所では言わないですし、あまり頻繁に話題に出てくる機会もないのですが…紅茶の話をしていて、ティーカップの下にセットされているティーソーサーに触れることがあるとここぞとばかりに「言いたい」欲望がわき上がり…。さりげなーく「ティーカップと、ティーソーさん」と言い会話を続けようとする、そんな独りよがりもはなはだしき遊びをしているのはここだけの話です。ティーソーサー、「ティーソーさん」とスラッと言っても誰も気に留めないのを面白がっている43歳もどうかと思いますが、密やかな「へへへ、バレてない」といたずらっ子みたいに喜んでしまう瞬間なんです。お許し下さい。幼い頃から長いこと「ティーソーサー」は「ティーソーサン」だと勘違いしていまして。その名残というか余波というか…ただ何となくティーソーさん、って言いたいだけなんですけどね。響きがカワイイと感じています。
17世紀ごろに中国からヨーロッパに紅茶が伝わり、貴族や国民達へと広がっていったようですが、肝心のお茶いれアイテムであるティーポットは、茶葉伝来当初にはまだ存在していなかったとのこと。ティーカップの中に茶葉とお湯を入れてしばし待ち、深めに作られたティーソーサーに出来上がった紅茶を茶葉が混入しないようそっと移して、ズズッと一杯…ああ、至福…というのがかつてのヨーロッパ的ティータイムの作法だったらしいと聞いてかなりビックリしましたね。ティーポットありきの今、昔々のティータイムを想像するとなかなかの珍妙な光景と思ってしまいますが、当時はそれが普通。ティーポットがなくても何とかなっていたようです。