気がつけば、皐月。
いつから記事を書いていなかったかと思えば、新年の挨拶以来。
とりあえず、無事に生きていますと記さねば。
とても寒い冬は、3月になっても雪をちらつかせていて、
暖を取るための毛布やストーブが、ずっと手放せなくなっていた。
すっかり枯れ果てた草木は、ずっとこのままなんじゃないかと思うほど、
寂しい景色をより寂しく露呈し続けていた。
それが4月に入って一変した。
日々の維持と更新の繰り返しで、鈍化してしまった僕の時間感覚には、
まるでタイムラプスでも見ているかの如く、たった一月で、
芽吹き、花が咲き、散り、青葉が茂っていった。
アニメーション映画に出てくる、猫のような熊のような兎のような、
大きくて毛むくじゃらの森の妖精が、どんぐりの実を一晩で立派な木にする場面がある。
土に埋めた実の周りを、不可思議な踊りを踊りながらくるくる回り、
大きくなあれとばかりに万歳すると、どんぐりはぐんぐん成長して立派な樹木になる。
あの妖精、今年は4月になってから踊ったに違いない、と思った。
田舎の氏神を祀った小さな社にて。
一月遅れの桜便り。
もうすっかり青葉が茂っています。
仕事でPCに向かい、文章をたくさん使うと、書くエネルギーが枯渇してしまう。
記事どころか友人へのメールですらままならない。
その上、気力も体力も擦り減らして家に辿り着くとなると、
自分のPCを立ち上げるだけで重労働。
まだまだ余裕は生まれませんわ。