癌闘病記 第二部  2
「セカンドオピニオンと免疫療法」

・そして、⑴〜⑶の代替療法は、私が長年いろいろとネットで調べたり、健康食品の仕事に携わったり、人から教えて頂いたりした療法の一部です。

当然、私が有効な療法だと判断したもので、費用については、月に20万円くらいまではいかないものを考慮しました。


・人によっては、こんないろいろなことを一度にすれば、何が効いているのかわからないじゃないか、と考えられる方もおられるでしょう!


それも、一理ありますが、

私の過去の癌をお世話した方の経験から、ひとつひとつ試してみて、ダメなら別の方法を試す、というスタンスの方は、慎重でいいとお考えかもしれませんが、もし、効かなかった場合、癌細胞は待ってくれませんよ!

また、最新治療のひとつで、カテーテルで癌細胞の、近くまで行き、癌に直接抗ガン剤を噴射するという療法があったのですが、その方は、癌が消えました、と嬉しそうに私に報告を入れてくれましたが、3ヶ月ほどで再発し、1年後にはなくなりました。

体のなかから、癌が消えたとしても、癌細胞はあちこちに、飛び散っています。

自分の免疫力がしっかりと回復していなければ、癌は、すぐに盛り返してきます。

ここが、大事なところですよね。

抗がん剤でも、最初はやられて小さくなったとしても、しばらくすると、耐性が出来て、その抗ガン剤は効かなくなります。癌は、すぐに耐性を持ち、しつこく生き延びますから。

そんな時、もう、手遅れになっているとことが多いのです。

ところが、3種類くらいの抗ガン効果のあるもので攻撃をすると、癌細胞も、どれに対処すればいいのか、合わせる暇がなく、弱り続けるようです。

要は、患者さんの命を救うことが大事なのであって、どれが効くのか、試している時間はないのです。

ステージが1〜2の初期の方であれば、少しは時間がありますが、妻の場合、ステージ3のb、5年生存率20%  だと言われましたからね。

時間がありません。

私たちは、セカンドオピニオンの病院で、うちなら手術は可能です、と言われたのですが、リスクが多く、最悪の場合、排尿障害、人工肛門、リンパ節切除による歩行困難など、複数のリスクを負うことになります。

そこまで、QOLを下げて生きたくはない、と妻も考えて、手術は拒否をしました。

・そのかわりに、患部を切除せずに、温熱療法と、樹状細胞免疫療法という最新治療を選択する決意を、固めました。


続く