癌闘病記第二部  3

免疫療法と抗ガン剤、放射線治療

・実は、時系列から言うと相前後するのですが、セカンドオピニオンを受ける手続きをしている最中に、

温熱療法と免疫療法を組み合わせる療法の説明会があることを偶然ネットで見つけました。

大阪市内にあることから、妻に告げると、行ってみるというので、4/19のセカンドオピニオンの前に、免疫療法の説明会に参加していました。

そこでの先生のプレゼンに、かなり希望を持てたので、費用はかかりますが、私の推奨していた温熱療法との併用もあるので、選択したわけです。


・この樹状細胞免疫療法は、できれば、抗ガン剤や放射線治療で癌のバリアーを破り、そこにあらかじめ採取して培養しておいた自身の樹状細胞を癌の病巣そのものに、あるいは、転移したリンパ節に直接注入するという療法です。


抗ガン剤のように、癌細胞を直接殺すのでは無く(癌はすぐに耐性を持つので意味がない)、リンパ球の一種である樹状細胞に、癌の形状を記憶させて、それをT細胞を伝えて癌細胞を攻撃するという、まさに、免疫システムを強化することによって、癌と闘うという理屈の上では、理想的な療法です。(治療実績では、まだまだらしいですが)


・当然、保険が、適用されない治療なので、費用がかさむ
・患者さんが、他の病院でほぼ見放された癌難民の方が多いのか、末期ガンの方々が多いので、完治率はそれほど高くはないのです。
・しかし、妻の場合、まだ治療に入る前の段階なので、元気な樹状細胞を採取出来て、それを培養するので、治療効果はかなりあがるとのこと。妻はここに、かなり響いたようでした。


・私が、一抹の不安を感じるのは、ゆるい抗ガン剤や放射線療法を、むしろ推奨していることでした。

癌のバリアーを壊すという説明があったのですが、研究者にしかわからない領域で、素人は、信じるしかありません。

私は、抗ガン剤や放射線のディメリットの方が大きくて、返って、これで自分の免疫力を弱らせる結果になることが非常に心配でしたね。

この心配は、放射線療法のために病院に入院して、いろんな癌患者さんをみて、的中しました!

続く