癌闘病記第三部   2    改訂

癌をどう考えればいいか


ひとは、癌になって初めてその怖さに気づくのです。

・そうですよね、私も、勉強はしていましたし、実際にサプリで癌患者さんと、頑張ったこともなんどもありました。

でも、自分がなったわけではなかったし、その苦しみは、父親を膵臓癌でなくした経験はありますから、わからないわけではないと思っていました。

・しかし、妻が癌になったことは、またまた父親とは違ったショックでした。

・でも、やはりある程度敵を知っていることは、こころの余裕を生むし、方法も知っていれば、なお心強いです。

・癌という敵を知ることは、これからの現代人には必須だと思いますよ。

近いうちに、癌は克服されるとは言われていますが、まだまだかかりますしね。

・とにかく、三大療法に、安易に任せないことが重要では、ないでしょうか?

三大療法を受けるリスクとそれにかわる代替療法の実績とを比べるとか、もしくは、それらの2つを混合した混合療法を受けるとか、方法は様々です。

・しかし、今回、大学附属病院で診察を受けたことで、大学附属病院の方針に合わなければ、当然、他所に行ってくれ、言葉は悪いが、そのように聞こえるやりとりがありましたね。ですから、医師の見立て、方針などに反する意見などとても言えた雰囲気ではないですね。

・私自身は子宮癌や、乳がん、大腸がんなどでは、手術と代替療法との組み合わせなども、視野に入れていましたが、バルトリン腺の奥に広がる癌(最初は外陰癌といわれましたが、のちに、膣癌だと認定されました) でしたので、

手術となると、転移したそけい部のリンパ節の切除や、膀胱や直腸の切除などを含めると、チームワークの整った大きな病院でないとできない手術だといわれましたね。

細かい神経もあるし、排尿障害や人工肛門などのリスクも、十分ある、とのことだった(セカンドオピニオンで)  。術後のQOLを考えると、手術を選択することは妻は拒否しました。



・手術     抗ガン剤     放射線    この3つの療法以外て、有効な、身体に優しい療法があるのです。情報はそこここに散らばっています。

そのためには、安保徹先生や船瀬俊介氏の本やネットなどで、代替療法についての知識を得ましょう。

・残念ですが、先日、東京都知事選挙に出馬した鳥越俊太郎氏の、癌検診をとにかく毎年受けてください、なんていう発言をメディアでしていたと記憶しているのですが、私は、ちょっと待ってと言いたい。

今の西洋医学を大前提に、早期発見早期治療によって、癌は怖くない、なんていう発言は、あまりに、安易な発言だと思うのです。

癌検診、定期健康診断なども、企業や、公務員などで割と行われるようになってきましたが、しかし、果たしてそれで5年生存率や癌死亡率が下がりましたか?死亡率はますます上がっているではありませんか?

・では、どうして、鳥越さんはなんども再発を、繰り返し手術をしているのでしょうか?
大変なステージ4の、直腸癌を耐えて、免疫力を上げるための食生活や生活のリズムなどにも気をつけて過ごされていたようですが、再発に再発を重ねられ、でも、精神力が相当強いのか、今のところ、4〜5回の手術に耐えて、かなり、の健康を、取り戻しておられるのは、頭が下がります。

・しかし、いつ癌との闘いが終わるのでしょうね。とても疑問です。もっと、代替療法で免疫力を、上げる方法はたくさんあるのです。
身体に癌が発生すれば、手術で取ればいい、またできれば取ればいい、という発想がどうも根底にあるような気がします。

ここに、癌に対する捉え方の大きな違いがあるんですね。

癌を敵とみるか、自分の体の一部だとみるか、それによって生き方、治し方が、変わってくると思います。

・なので、私は、一流のジャーナリストであれば、今の医学界の、癌産業化したからくりを、見抜いて報道して欲しかったんですね。

海外での、癌治療の実態などもレポートしてほしいものです。

いかに日本が癌治療の後進国かがわかります。


続く