続きです。

❷   NK細胞  免疫療法  の盲点

温熱療法で、約10日間ほど過ごされた患者さんは、事前に採取しておいた、ご自身のNK細胞を3週間ほどじっくりと時間をかけて、増殖させて、体内に戻す療法があるのです。

これは、色々な病院でもやっているところは、あります。

問題は、増殖に時間をかけないで2週間ほどで、体内に戻す場合、十分にNK細胞が、癌と闘える威力を持たないで、数だけ揃えても、力のないNK細胞では、癌に負けるそうです。

確か、この療法だけでも、30万円ほどかかったように記憶しています。保険が適応されないのでしかたないですね。


❸   そして、最後に、遺伝子療法です。

これは、日本では手に入らないので、中国から輸入されていました。
この遺伝子治療については、癌の遺伝子に作用して、癌そのものがアポトーシス(自殺の事) するように働きかける高度な治療のようですね。


以上、S先生は、主にこの三種類の療法の、どれを欠いても末期癌は治せないと仰ってました。

❶❷❸の、すべての治療を受けて、末期前立腺癌の方が、完治されたのを私は確認しています。

でも、1ヶ月、期間があれば治る可能性は十分に、あると言われていたことを覚えています。


⚫︎  さて、ここで、まとめてみますと、

なぜ、温熱療法、免疫療法、遺伝子療法の、3つも必要だったのか、少し考えてみますと、

同じ1つの、療法だけでは、癌細胞は、生き残る奴がいて、すぐに耐性を、持つものが出現するそうです。

・温熱療法に耐性を持つ細胞。

・NK細胞の免疫療法でも、しょぼいNK細胞なんか、簡単に跳ね返してしまう強い癌細胞がいるのです。

だから、妻の、今やっている樹状細胞免疫療法などという、癌細胞に張り付いて癌の形を覚えて、その情報をヘルパーT細胞に送り、胸腺でT細胞に伝えて訓練し、目指す癌細胞のみを徹底してやっつける、という理屈の療法なんです。理屈の上では素晴らしいですね。しかし、これでも、完璧ではないんですよ、まだ。T細胞の活性化に問題があるんではないかと私は思いますが。

・そして、遺伝子療法ですが、これが最も効果があるように効率がいいかもしれませんね。

どういうものが入っているのか、詳しくは聞いていないので、私の推量ですが、癌がアポトーシスするのですから、癌抑制遺伝子を活性化させるのか、または、アポトーシス遺伝子をオンにするのか、でしょうね。

私の妻が飲んでいる核酸ドリンクは、実は、これとよく似ていて、核酸そのものに、
・抗酸化作用、
・癌細胞の、中に入り込んで癌細胞を殺す抗がん作用、
・癌細胞の遺伝子に働きかけて、アポトーシスを促す作用、
・癌細胞の遺伝子を修復して、ミトコンドリアがちゃんと働く正常細胞に変える作用、

などがあります。

もう、お分かりだと思いますが、これくらい、あらゆる方面からできるだけ別の角度、側面から攻撃しないと、癌は、油断すると、すぐに耐性を持つのですね。

続く