昨日寝る前にDVDで、2009年に上映された『ヴィヨンの妻』を
観たの
原作は太宰治の同名小説『ヴィヨンの妻』なんだけど
ご存じない方のために、あらすじを書きますね。
大谷という小説家は、とにかくお酒に溺れ、借金つくるは
愛人つくるは、あげくには愛人と自殺未遂するはで、とにかく
私からしてみて、ダメな夫なのです
そして、そのダメ夫を支える奥さんが、美しくまた献身的で・・
大谷が料理屋さんからお金を盗んでしまい、お店の亭主が
家にどなりこんできても、奥さんが大谷に代わって頭を下げて
その料理屋で働き始めたり・・・
できた奥さんで、気立てもよく美人だから、あっと言う間に
働き先の料理屋で人気者になって、輝いていくわけです。
それにまた、この大谷が嫉妬して・・
自分は愛人つくったりしているのにね
死にたいと言ったり、嫉妬したり、お金盗んだり
愛人に貢がせたり、自殺未遂したり・・・う~ッやっぱり無理だ
タイトルの私には出来ないなって、いくら才能があっても
こういう人を支えるって、私には出来ないってことです
でも、ここまでいかなくても、ダメな人ほどほっとけなくなる
人っていますよね・・
なんだかほっとけないオーラを出して、色気があるっていうか
この大谷もそうなんだけど、ほっとけないオーラを
だしているの
太宰治の作品は、太宰治自身を投影しているような感じが
する。。
太宰治も確か4回自殺未遂して、最後は愛人と自殺したと
思ったなぁ。
死というものにとらわれていたのか・・
それとも、死というものを簡単に考えていたのか・・
生から逃げたかったのかな
太宰治は、死と生というものをどう考えていたんだろう
映画『ヴィヨンの妻』は、妻のさち役は松たか子さん
大谷役は浅野忠信さんが演じているのですが
やっぱり上手だなぁ~って感心しました
太宰治の作品『人間失格』も、つい最近
ジャニーズの生田斗真くん主演で映画化されたけど
DVD発売を待っているところです
『人間失格』も読んだけれど、あれを映画化するのって
ものすごく大変そうだから、どんな映画になっているのかなって
気になってます