地位や財産が無くても
誰もがいつでもできる
布施の行があると
仏教では説いています。
1 眼施(がんせ)
優しい眼差しで、すべてに接すること。
温かい心は、自らの目を通して
相手に伝わるものです。
2 和顔施(わげんせ)
いつも和やかで穏やかな顔つきで
人や物に接すること。
喜びを素直に表情に表してみては
どうでしょう。
3 愛語施(あいごせ)
優しい言葉、思いやりのある態度で
言葉を交わす行い。
4 身施(しんせ)
自分の身体で奉仕すること。
自ら進んで他のために尽くす
気持ちが大切なのです。
5 心施(しんせ)
心をくばり、心の底から
共に喜び、悲しみ
他の痛みや苦しみを自らの
ものとして感じられる心。
6 牀座施(しょうざせ)
電車の中で、すすんで席を
譲る行為。
また、競争相手にさえも
自分の地位を譲って悔いなく
過ごせること。
7 房舎施(ぼうしゃせ)
雨風をしのぐ場所を与えること。
自分がたとえ半身
濡れたとしても、傘をさしかける
思いやりの行為など。
自分は何の役にも立たないとか
何もできないとか
~がないからできないとか・・・
そんなこと、思う必要はないのですよね。
人に対する思いやりや優しい心を
もってすれば、誰にでもできることが
あるのだと思います。
それを、一つずつしていくことで
人に喜んでもらえることが
自分にもできるという、自信にも
つながるのではないでしょうか