本日発売になりました「文藝春秋」の創刊100周年記念号に小説を書かせていただきました。
タイトルが「20160118」です。
あの時の謝罪放送と、それから、、をテーマにして、小説として書かせていただきました。
色々なニュースが出る前。今から3か月ほど前に、依頼を受けました。
とても悩みましたが、その間に、色々なことが起き、ニュースで知り驚くこともあり。
結果、小説として書くことにしました。
が、これは「何かを暴露する」とか「誰かを告発したい」なんてものではありません。
もうあの日のことなんか思い出したくない!と言う人も沢山いることはわかってます。

あの日のあの放送の原稿は放送作家として僕が書くことになったのですが、
ここでは、僕の目から見えたものを小説として書いていて、
あの日の放送からの5人の行動に対して感謝していること、ああいうことが起きる裏での、彼ららしさと優しさ。
そんなことを小説として書いています。

これは個人的な思いではありますが、物語の最後には、6年たって見えてきた気がする小さな光とかすかな希望を書いているつもりです。
きっと「言霊」ってある気がしますので。

物語の中に、福島、の話が出てくるのですが、今回の僕の原稿料は全額、東日本大震災ふくしまこども寄附金に寄付させていただきます。

雑誌の方がまあまあお高いので、立ち読みでも、回し読みでもいいので。

あの放送をきっかけに、メディアも大きく変わったと僕は思ってます。

この小説によって、小さくてもいいので、何かが変わり、光がさすことを願っております。

鈴木おさむ