ミュージカル薄桜鬼 真改 山南敬助篇


無事に大千秋楽を終えました




今回で永倉新八を演じさせていただくのが3年目になりましたが

15公演演じ続け、ある思いが生まれていました




演出家の西田さんともお話しして生まれたものでもあるのですが



永倉新八は新選組の中で一番長生きをする人物で、生きていく中で時代も変わり自身も家庭を持ったり孫が生まれたり

争いからは身を引いた余生を過ごすことになって


そしてある日、新選組のことを世に伝えるようになるのですが



そういう人物がこの作品の中でどんな生き様を表現するのがベストかということを考えるようになりました




この3時間の舞台は新八にとってみたら人生の一部でしか無いということ(ものすごく濃い一部ではありますが)


後々新選組を世に伝える人物になるということを考えたとき



この舞台で新八の思いを残すよりも

新選組としての物語、それぞれの人物の思いを届けられるアシストをする表現をしたほうが新八らしいのではないかということを意識するようになりました



新選組を見る、そして届ける

それが永倉新八の役割だと思いました





永倉新八で面白いなーって思うのが


必要不可欠で重要な人物で、新選組の話には必ず登場するにも関わらず


そこまで焦点を当てられていることがないんですよね



でもすべての物語の始まりは

永倉新八さんが世に伝えてくれたからというところに


僕は面白さと興味深さを感じました




自分がどんなことをやったかということよりも

物語の事実を届ける、見てもらうために努めようとしたのは僕にとっては初めての感覚でした


それも永倉新八という人物を3年間積み上げさせてくれたから得られた新しい価値観だと思っています





ホントにたくさんの方に応援いただきありがとうございました!


これからも生きていきます!💪