機能性医学については、もっともっと医師の先生に知ってもらいたいと考えて活動しています。

ようやく一般の医師の先生からも知られるようにな李、患者さんを紹介していただけるようになってきましたが、まだまだ十分とは言えません。

そんな中で、開業医の先生が、当院での治療の体験談を書いてくださいました。

標準的な治療に偏るのではなく、根本的治療に対して理解を得れたことはとても嬉しいです。

 

難治性の蕁麻疹の治療をおこなってみた感想

40代、開業医、SEIさん

 

「最近、なんか体が痒いなあ」と感じる事が時々ありました。年齢的な乾燥肌からくるものとあまり気に留めていませんでした。また時々、蚊に刺されたような発疹がでていて、「部屋に虫がいる!服に虫が付いている!」と虫のせいにしていました。

気がついたら次第に身体中に蕁麻疹が出るようになりました。特に夜中に寝ている時に、身体中が死にそうなほど痒くなり掻きむしる日々が続きました。さすがに虫刺されでなくて、なんらのアレルギーによる蕁麻疹を疑いました。

遅発性フードアレルギーという言葉をもともと知っていたので、早速自分で検査してみたところ、牛乳カゼインをはじめ、大豆などさまざまな食材にアレルギーを持っていることが判明しました。そこで、これらの食材をなるべく食べないようにしてみたところ、確かに蕁麻疹の頻度は少し減りましたが、あまりにも味気のない食生活に嫌気がさして、自分で処方した抗アレルギー剤を服用しながら無理矢理蕁麻疹を抑えつけてピザやカレー、中華料理、スイーツなど好きなものを食べるようにしていました。

そのうち抗アレルギー剤を服用していても蕁麻疹が出るようになり、用法容量の2倍内服したり、時には3倍量を飲んだりしていました。たしかに蕁麻疹は抑えられるのですが、診療中は眠くなるし、動悸がしたり、「永遠に抗アレルギー剤飲むのもおかしいな、これではマズイ!」と思い至りました。

 

そして以前より知っていた小西先生を思い出しました。遅発性フードアレルギーの治療をされるクリニックは他にもありますが、殆どが検査をして、アレルギーのある食材を食べないように指導するところで終わってしまいます。

小西先生は、「フードアレルギーを起こしている根本を治療しましょう」と言われています。

私の場合、腸内環境が乱れまくり、腸カンジタが増殖して腸壁が弱って未消化の食事タンパク質が吸収されてアレルギーを起こしているとのことでした。

通常の標準治療では、あくまでも対症療法にしかならないので根本治療にならないのがわかっていたので小西先生にお任せするしかないと思いました。

あくまでも対症療法に終始するのが標準治療、機能性医学は根本治療であるので、矛盾するものではありませんし、標準治療を否定するのではなく、並列して治療することも可能であるということが安心感を与えてくれました。

 

治療はじめて数ヶ月は蕁麻疹が全然治らずに歯痒い思いをしました。私は整形外科医で「注射でその場で辛さがとれる!」などの近視眼的な治療が大好きで、初めの数ヶ月、なかなか結果がでないことに「もう治らないんじゃ無いのか。。」と諦めと焦りを感じました。

私の場合、腸内でカンジダが増殖してそれが原因とわかっていたのに「まず腸内環境を整えましょう」と言われた時には、もどかしくて「カンジダが原因だったら早く除菌したい!」との思いはありました。

そんな中、小西先生は豊富な経験と知識をお持ちで「絶対に治る」との確信のもと治療を組んでくださいました。「餅は餅屋」と、先生を信頼し従うしか選択肢の無い私は藁をもすがる気持ちで小西先生を信じて治療を続けました。

腸内環境を整える治療を数ヶ月続けてから、カンジダの除菌を始めてしばらく経った時から、気がつけば抗アレルギー剤の使用がグンと減りました。そして治療をはじめて半年ぐらいで全く使わなくなりました。

今は何を食べても蕁麻疹は全くでません。加えて、今までアレルギーのあったフルーツ(桃)も平気で食べることができています。桃を食べたのは中学生以来、35年ぶりでした。また慢性の鼻炎も改善してきており、自分自身びっくりしています。蕁麻疹だけでなく治らないと思って諦めていたアレルギーまで治ってきており、本当に感謝しております。今は先生の勧めで水銀などの重金属デトックスに取り組んでいます。

 

末尾になりますが、私の人生を救ってくださった小西先生はじめスタッフの方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。