時の流れは早いもんで…



先日みゆが先生の卵になって帰ってきた。




あれから4年も経つんだね。



素晴らしい先生方に恵まれ
刺激的な仲間と出会い…



みゆはすくすく育った。
いや、育てていただいたと言った方が正しいのかな。


踊りは昔から上手だった。
細かいことはわからないけど…
あたしからみたら凄く上手だった。



だけど、今は少し違う。



強さが見える。
自信に満ち溢れた強さに圧倒される。
これこそが学びなのだろうと…
教育の力に心震え感動する。



実習中は指導案を書きながら泣っかぶって弱音を吐くこともあった。



厳しいこともたくさん言った。



それでも納得いくまで頑張り抜くこと。

最後はやっぱり根性、そう感じた。



あたしも夜な夜な付き合った。



初心に帰って勉強し直してる気分にもなれた。

本当に有難かった。



研究授業は大学の先生もわざわざ東京から駆け付けてくださった。



「なんで平山がこんなにも純粋で素直なのか…ここに来て答えがわかった気がします」



「きっと先生方からの愛だと感じました」



そう言って涙を流された。



その場にいた先生方みんなみんな泣いた。



そんな授業研究は初めてだった。





三週間の中でみゆが1番夜更かしをしたのは指導案提出日でも研究授業の前日でもなく、生徒一人ひとりに小さなお菓子の詰め合わせと、メッセージカードを書いた最終日の前日だった。




そんなみゆがあたしはやっぱり好き。




いよいよ神戸だね。




ちょっぴりお先にゆき先生日本一になったぞ。




文部科学大臣賞取れよ。




のんの

つっちー

あやね

りた

れいか

みおー

あいが

みゆ




日本一なってこい。




あの日開けた扉の向こうには美しい夢がある。




あなた達ならできます。




信じて挑め。