みなさんこんばんは、福岡市長の高島宗一郎です。

 福岡市を「人と環境と都市の調和のとれたアジアのリーダー都市にしたい」と訴えて私は市長になりました。そして今、その実現をめざすために、都市の成長を図り、暮らしの質を高めていく戦略を立て、様々な施策を実行しています。

 さらに、めざすべき10年後のまちの姿を描き、どうやって実現していくかをまとめた設計図「福岡市総合計画」の策定作業も進めています。私たちの福岡市ですから、多くの市民と一緒に福岡の将来ビジョンを作りたい!
 そこで、みんなで福岡がめざす未来の姿を描くため、昨年一年間、「アジアのリーダー都市ふくおか!プロジェクト」と銘打って、様々な立場の市民それぞれが考える、アジアのリーダー都市福岡のイメージをフォーラムや市民アンケート、ワールドカフェ、メール・ツイッター・フェイスブックなど様々な方法で募り、延べ1万人を超える方々にお応えいただきました。

 そうして集まった意見を反映した「福岡市総合計画」原案が昨日9月9日に発表されました。これから一か月間、10月10日(水)までパブリックコメントとして、市民の皆さんからさらにご意見をいただき、それを反映した上で、今後10年間のロードマップとなる福岡市総合計画を作り上げていくこととしています。

 昨日はそのパブリックコメントの第一弾として、ワールドカフェ方式でおよそ500人以上の方に参加いただき、意見交換をしました。私も参加し、皆さんと意見交換をしましたが、とても熱気があり、建設的なものでした。参加者は老若男女様々で、中学生から高齢の方まで、平均年齢37歳、男女比もほぼ半々と、様々な年齢、立場の方から、とても前向きな意見がたくさん出ました。
 私が参加したグループでは、総合計画の概要を見て、文字ばかりで興味を引きづらいので、子供たちの絵で表現してはどうか?という意見や、市民みんなで福岡市のめざす方向性を共有できる分かりやすい「フレーズ」があった方がいいのではないか?という意見も出ました。例えば、総合計画の原案では「アジアのリーダー都市」という言葉が「モデル都市」「拠点都市」という言葉に変わっていましたが、これに対して、「アジアのリーダー都市」というフレーズを日ごろから聞いていれば、市民も、ひとりひとりがリーダーシップを発揮するまち、という意識を自然と持てるのではという意見もありました。
 それ以外にもいろいろな意見が出るなど、本当に充実した、熱い時間でした。

 多くのみなさんが、福岡市をこうしていきたい!!という意見・熱意を持っている。私は、これこそが、福岡市の一番の強みであり、魅力だと感じました。
 これから10月10日(水)までの一か月間、市民意見を募集しています。みんなで福岡市がめざす姿、福岡市総合計画を作り上げていきましょう。みんなが主役の福岡市です!


福岡市総合計画原案へのご意見はこちらまで (総合計画原案も掲載)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/shisei/sougoukeikaku/sogokeikaku_pc.html