【救急車を呼ぶ前に】福岡市内でも救急搬送困難事案が増加していますが、その大きな理由の一つが発熱や喉の痛みなどの軽症者が不安で救急要請していることもあります。実際、救急車が到着しても軽症、もしくは不搬送が全体の70%を占めています。
そうなると本来一般救急でスムーズに医療に繋ぐべき方の搬送にも支障が出てしまっています。

今日は重点医療機関、協力医療機関、後方支援病院など多くの医療機関の院長なども入った福岡ブロックの病院長会議を開催したのですが、「救急車での搬送にあたっては、軽症で救急を必要としないような人の救急要請を抑制してもらいたい」などの声も出ています。

これから週末に向かってお盆期間に入ります。それぞれの家庭でも解熱剤を準備しておくなどして、発熱や通常の咽頭痛の場合は休日はそれぞれゆっくり休養しましょう。

また、発熱や喉の痛みで不安な方は、すぐに救急車を呼ぶのではなく、まずはコロナ相談ダイヤル(092-711-4126)に電話していただければと思います。

ちなみに今日の会議では参加していた先生から「ぜひ2類から5類にして、病棟単位ではなく病床単位での隔離にすべきと国に伝えてほしい」などのご意見もいただいたことを加えておきます。




福岡市 髙島宗一郎