【アイランドシティ完売!黒字150億円!】平成6年に着工したアイランドシティ。28年の時を経てついに完売しました。さらに事業収支は150億円の黒字!
そこでこのうち100億円程度を一般会計に繰入れ、子ども政策のための基金として活用していきたいと思います。

12年前、初めて市長選挙に出た時の2大争点の一つがいわゆる「売れない人工島問題」でした。平成24年3月時点で事業全体の収支見込みが160億円の赤字。

そこで「過去を活かす、未来を変える」というテーマのもと、アイランドシティ未来フォーラムを立ち上げ、議会での大激論の末、立地交付金を拡充する制度を導入して、競争力のある値段設定にした上で、立地交付金の原資は売却後の固定資産税などで返済するプランを立てました。

この制度によって販売が進み、公募に競争が生まれることで価格も近年大きく上がり、事業収支が310億円改善して、最終的にアイランドシティ整備事業として150億円の黒字にすることが出来ました。

ちなみに今回の最終分譲についても4年後に土地の引き渡しができる分を、競争力があるこのタイミングで前倒しで販売することで価格も予想を上回る形で販売ができました。

すでに13,000人が住むまちとなり、企業の立地が進み、すでにここから生み出された税収は約300億円で、令和3年度の税収も固定資産税や個人市民税で約40億円と見込んでいます。

福岡市ではこのように都市を成長させて、その果実で生活の質向上に繋げるという基本戦略を取っているので、今回生み出された150億円の利益のうち、100億円を大切な子ども政策に充てるため一般会計に繰入れて基金として活用していきたいと思います。

この収支と今後の方針については昨日、市議会与党である自民党福岡市議団、公明党福岡市議団、福岡令和会、自民党新福岡の代表にご報告と提案をしたのですが、皆さんから温かい拍手をいただいたことが本当に嬉しかったです。
長期にわたって一緒に歯を食いしばっていただいた皆さんなので、さまざまなことが思い出されました。
またこれまで関連予算案に賛成をしていただいていた福岡市民クラブの代表にもご連絡をさせていただきました。

さて、ぜひ市民の皆さん(特にマスコミの皆さん)にお願いです。
照葉校区(通称アイランドシティ)にはすでに13000人の方が住み、ここを故郷として生まれた子どもたちもいます。人工島という呼び方は止めていただきたいです。
これは地域に住む皆さんとの意見交換の際にお願いされていたことです。住所は照葉で、通称はアイランドシティです。どうぞよろしくお願いします😊




福岡市長 髙島宗一郎