東京医科大は29日、医学部医学科の不正入試問題を巡り、第三者委員会の第2次と最終の調査報告書を公表した。2013年から16年の入試でも女子や浪人生を不利にする得点調整などが行われ、男子43人、女子66人の計109人が当時の合格ラインを上回りながら不合格になったとしている。これらの元受験生への補償は、個別の事情を聴いた上で判断するという。
報告書は、小論文の入試問題の漏えいが疑われるケースがあったことや、国会議員を含む複数の政治家から受験生に関する依頼があったとみられると指摘した。
医学部不正入試問題は「偉い人」だけで解決できるのか
20年以上医療現場を取材して見えてきた 優れた医師「10の条件」(鳥集徹)(文春オンライン)
http://bunshun.jp/articles/-/9486
医学部予備校の元経営者が明かす「裏口入学のヤバイ実態」(原田広幸)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56600