薬剤師ブレンダーのさきです。なんだかお久しぶりです。

産後うつの記事はまた別に。


最近、涙もろくて困ります。

それもこれも、5月のある出来事がきっかけで、また視点が変わったというか、開いた世界があるからです。

 

その出来事は本当に悲しくて、今思い出すだけで泣いてしまうけど、それでもわたしは生きているので、歩いて行かなくちゃ、と思っています。

 

時間をただ消費するだけではなくて、なにか生きた証みたいなものを残したい。

子供がいるから、それが証になる、そんなふうに考えるひともいるかもしれません。それもひとつ。

 

命をつないで、でも繋がれなかった命もある。

途絶えるものもある。自分の意思とは関係なく。

 

例えば、田辺聖子さんは亡くなってしまったけど、彼女が現代語訳した源氏物語は残る。

 

昔から伝わる短歌や、歌や建築は残る。そんな、世界的に有名に!ということじゃなくて、あのときあのひとがいてくれて良かったな、と思ってもらえるようなことがいいかな。

 

それが薬剤師としてなのか、その他職業なのかはわかりませんが。

 

別れは突然訪れるし、心構えもできないままで。

だから、今できることをやる。連絡取りたいひとには迷わないし、ちゃんと気持ちを伝える。

リアルで伝えられることがあるから、会う。話す。

 

2019年が始まってから決めた目標。

こうなることが分かっていたから、今年の目標を「好きなひとを抱きしめる一年」に決めたのかなと思うくらい。でも、そのひとのことは抱きしめられなかった。早すぎるお別れでした。

 

後悔と決意と。

今日もわたしは子供を抱きしめて眠ります。

日常に絶対なんてないんだ。