昨日美容院で光文社VERYを読んでいたら、「新米ママの産後お助けグッズ」コーナーにこんな記事が。
小豆は母乳にいい!
とか
乳製品を使ってないから授乳中でも安心
とか、あたかも授乳中の食べものに良し悪しがあるというのを前提にコーナーが作られていました。
えーっと。
別に食べたものがそのまま母乳に出るんじゃなくて、消化管で粉々に消化されて吸収されるんですよー
牛乳の脂肪の粒が大きいからって、牛乳を飲んだらそのまま母乳が牛乳になるわけじゃないし、
そもそも乳管の太さと脂肪の分子の大きさは何ケタもちがうので、それで乳管が詰まったりしません。
乳腺炎は作った母乳が吸い取られずに乳腺に溜まったままになったためにおこるもので、多くは授乳間隔や授乳姿勢に問題があります。
食べたものがそのまま出て、ネバネバの栓みたいになって起こるものではありません。
乳製品や甘いものを食べたらなった
という人もいるでしょうが、その二つのことが続けて起こることと、両者に因果関係があることは全く違います。メカニズム的にも因果関係は説明できませんし、同じ次元で言うなら、私は乳製品をじゃんじゃん食べても何もなりませんでした。
なので、このような食生活の指導をしている助産師や医師に会ったら、勉強不足だなーと思って聞き流してください。
もっと詳しく知りたい方は、戸田先生のブログを参考になさってください。
しっかし、今ざざーっとネットで見てみたら、まことしやかに「高タンパクや甘いものが原因に」なんて書いてあるページが上の方にじゃんじゃんヒットしますね。
きっと互いが互いのソースになっているんでしょうねえ。
やっぱりネットで無料の情報を集めるとゴミが9割ですねー。
まあ書籍になってれば正しいということではありませんけどね。
それに病院で言われたら信じますよね…
やっぱり間違った情報よりも大きな声を出していくしかないですかねえ。