こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です。

納豆ダイエット、バナナダイエットに続いて、「サバの缶詰」がスーパーにおける絶滅危惧種扱いされているようです。実際に缶詰売り場を見たわけではないので断定はできませんが、テレビの効果は変わらず絶大ですね。

缶詰は食料備蓄に大変適した食材です。長い賞味期限、豊富な栄養、ラインナップも様々でなんと言っても美味、最高です、想像するだけでよだれが出ます。日頃から生活の中に備蓄を組み込んでいるご家庭では、大量の缶詰が自然な形で保管されていることと思います。


食料備蓄は、食料がなくなった際を想定して行う防災対策です。
大地震や新型インフルエンザなどで物流が停止した際には、食料備蓄の本領発揮という所ですが、想定される災害は必ずしも大規模なものばかりではありません。

たとえば普段よく食べている食品から毒素が発見されて回収事態になった場合です。日ごろから食料備蓄を行っている家庭では、古いものを食べ食べたら補充する、を実践していますから、毒素が発見されてもその時点で食べている食品は古い製造ですから問題なし、最近補充した新しいものだけ破棄すれば大丈夫です。

また今回のように、一時的に「サバ缶」が品薄になっても、数年分のサバ缶はもう手元にあるはずですから、特にあわてず騒がず、普段通り月1回サバ缶を食べて、ブームが去ったら落ち着いて補充すればよいのです。高値でつかむリスクも回避できます。


ちなみに、サバ缶の賞味期限は一般的に3年程度ですが、缶が腐食していない限り、賞味期限の倍程度の期間、6年程度は問題なく食べられます。ブームに乗ってサバ缶を買い込み、すぐ飽きて押し入れに仕舞い込み、5年後に見つけたとしても大丈夫、捨てずにおいしくいただいてほしいものです。


以上