僕は洋楽を聴き始める前はミスチルが凄く好きで、毎日のように聴いていた。
洋楽に傾倒していってからは、あまり聴かなくなったけど、好きという事に変わりは無い。
だが最近のミスチルのアルバムはあまり好きではない(勿論これは個人の好き嫌いの範疇だ)。
少し毒があるような曲を作っていた、「深海」~「it's~」までが好き。
それ以前の初期ははっきり言って嫌いだ、あからさま過ぎて。
最近のシングルもその傾向が強くあまり好きではない…。

僕がミスチルで一番好きなアルバムは
「Q」というアルバム。

$my bloody weblog

これが最高傑作だと思っている。
一般的に「深海」とも言われるけど僕は断然「Q」を推したい。

しかしながら、このアルバムはイマイチ知名度に欠ける作品だ。
アルバムの存在を知らないファンすら居ると思う(もしくは、シングル以外で何が入ってるの?ってレベル)。
というのも、シングルで入っている曲は「not found」と「口笛」の二曲。
この二曲は確かにそこそこ売れたが、彼等を代表する曲って程でもないし、誰もが知っているって程でも無い。
他の曲も何だか、「ミスチルっぽくない」ような曲も多い。
「12月の~」なんかはモロにストーンズを意識したような曲だし、「友とコーヒーと~」は正直最初聴いた時はわけがわからなかった(今は凄く好き)。
「Center of~」なんかもライブではちょくちょく演奏されているようだが(僕はライブに行った事は無い。DVDのみ)、何と言うか、ポップなんどけど世間一般でのミスチルっぽさではなく、一発でわかり易いような曲ではない。
つまる所、この言い方は良くないのはわかっているが、所謂「にわかファン」にウケが非常に悪かったんだと思う。

僕がこのアルバムを好きな理由は勿論曲の好みもあるのだが、アルバムの雰囲気でもある。
「深海」では、
「売れすぎてしまってイライラしてきたのでこういう内向的なのにしました。」
という感じが強すぎるような気がする。
反抗的すぎるというか(勿論「深海」は良いアルバムなんだけど)。
それが時間を経て「Q」辺りでは良い感じに肩の力が抜けてきて、
「まぁそういう時期もあったけど今はマイペースにやってるよ。」
みたいな感じが凄く好きだ。
ただ、僕も最初はこのアルバムに何の感情も持っていなかった。
しかし、何度も聴いている内にそういう物を感じて、凄く好きになった。
自分にとってスルメ的なアルバムで今ではミスチルの中で一番好きなアルバムだ。

ただ本当に一つだけ嫌な点があって…。
未だにつよがりだけは好きになれない…なんなのアレ…。


ここまで誉めたけど僕が一番好きな曲はこのアルバムの曲じゃなくて…。
シングルカットされた方の「I'LL BE」が好き…(アルバムの方は聴いててかったるくなる)。
アルバムの曲だったら「UFO」かなぁ…。
トータルで一番好きなアルバムが「Q」なんだよ。そうなんだよ。

今日は雪が降った。


mr.children/友とコーヒーと嘘と胃袋


のライブ…