「わたし、ローマ帝国時代ですけど、なにか?」といった感じに、
歴史的建造物が、ふつ~に町に並んでいるイタリア。

現代風なものなんて、駅周辺の落書きだけじゃない?って思っていたら、


・・・・・あった。



イタリアにも、ポップアートあるんですね~。  

しかも、1980年代アメリカの代表的芸術家の生涯最後の作品

これです↓


ストリートアートの巨匠と呼ばれた、キース・ヘリング(Keith Haring)の作品。

この画風で、「あ~!」って、ピンときたかしら?





彼、こんなデザインも書いてます。Tシャツなどにも使われてましたよね。



話戻りまして、ピサにある絵なんですが、ピサ中央駅から徒歩5分。
しかも、斜塔に行く途中に、見ることができます。

写真でもわかるとおり、屋外なので、いつでも見れます。


この壁は、なんと、聖アントニオ教会(La Chiesa di San't Antonio)の裏の壁!
すごいね~。
寺の裏側に、ストリート・アートは見たことないよ。


教会の壁180M2に、躍動感いっぱいに書かれたこの絵、「Tuttomondo(全世界)」
なんだか、優しい感じがするんですよね。

恵まれない子供たちのために、手を差し伸べ続けた彼の内側が表れているようです。
キース・へリングは、1990年2月16日に31歳で亡くなっていますから、
1989年6月のこの作品は、亡くなる半年前。
かなりエネルギーがいるでしょうから、まさに命を懸けて描いたのかも。

ピサ大学の学生さんと知り合って、このようなことになったそうな。
やっぱり何かが起こるときって、人の縁なんですね。

色付けは、ピサ大学の学生さんたちと一緒にしたそうです。
当時、彼らが20代前半だったとして、今40代後半か。当事者はまだ、元気ですね(笑)


こちらは、夜バージョン↓

駅からすぐの広場の所にあります。
この作品の正面に、彼の作品をモチーフにしたカフェがありますので、ゆっくり楽しむことができます。

この作品も、「見てみてー!」って感じじゃなくて、さりげなーく、
「あ、こんにちは。」って具合に、存在しています。

観光名所にするつもりなら、駅から矢印があるとか、寄付なり拝観料なりありそうですけど、
芸術におおらかな国らしく、「見たかったら見たら?」って感じです。

アメリカン・アートがお好きな方は、ぜひ、ご覧くださいませ。




私も人とのご縁は大切にしよう。
何がきっかけで起こるかわからないものね。今日もありがとう!
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