修破離 -3ページ目
言わなくても分かる訳ではない。
肉親だからこそ、
言っても分からない事がある。
悩ましいね。
自分の認識と他人の認識には
一定のズレが在る。
其れをキッチリ踏まえよう。
自分の心に
まだ燃え盛る焔はある。
ただその焔の色は
何色なのだろうか。
新しいCDラジオを鳴らしている。
未だエイジングが
出来ていないので、
本領発揮までには至らない。
ただ、エイジング用の
ノイズCDを鳴らしていても
つまらないので色々なCDを
掛けまくっている。
慣らしは車に限らず、
何でも必要なのだ。
人生が80年あるとして
四季に当てはめると
20歳までは春。
40歳までは夏。
60歳までは秋。
そして以後は冬。
ならば、
自分の季節は初秋
といったところか。
残暑で、朝晩に涼しい風が吹く。
少し、もの悲しい。
春の雨は優しく身体
を包み
何時の間にか心まで濡らした。
そして我々は、
かつてそうであったように
静かに立ち上がる。
悲しみのうちに
幸せを求めなさい。
有名な小説の一文だ。
悲嘆にくれている時は
そんな事なんて無理だと
思うのだが、
自分の心を救うのは
そんな時に些細な幸せを
感じた瞬間かもしれない。