先週のレストランショーはMAYUさんとともに楽しみながら踊らせていただきました。
来てくださった皆さま、ありがとうございます!
ショー仲間のMEGUMIさんも駆けつけてくれて、いつも緊張しぃの私ですがリラックスして望めました♪
そしてなによりも、子育てから解放されて私が一番リフレッシュさせてもらいました(笑)。
旦那くん、子守ありがとう!
えーと本題ですが、私の友人のアルメニア人ベリーダンサーLILI(リリー)さんが、ベリーダンス経験者に向けたマスタークラスを開催したいとのことで、ご協力することになりました。
リリーさんは19歳から10年近く、中東やロシアのレストランやナイトクラブで仕事として踊っていたプロダンサーです。日本人男性との結婚を機に休職(?)し、現在は3児のママ。
育児に少し余裕が出てきたので、ここ札幌で活動を再開することになりました。
ただ、モスリムでもあり母親でもある現在は、ショーではなく教える方にまわりたいと。
もし踊る機会があるなら、お客さんは女性限定ならOK、とのことでした。
私は現役時代の映像を見せてもらったことがありますが、細くて小柄なのにしなやかで強靭でコケティッシュ。
とってもステキでしたよ~♪
リリーさんは現場たたき上げのダンサーなので、ベリーダンスに関するさまざまな情報は私たち日本人の方が詳しいかもしれません。
でも、現場で得たベリーダンスの実践的な知識は経験から学んできたことなので、なるほどな~と思うことばかりでした。
たとえばジルを使ったパフォーマンスについて聞いてみたところ、
「このリズムにこの打ち方とか、こうしなきゃいけないという決まりはない。音楽を聴いて、自分だけの音楽が聴こえたらそれを打つだけ…
ベリーダンスにはタブーはあるけど、こうしなきゃいけないという決まりはない。
私がショーでジルを使うときはちょっとズルをする。打ちっぱなしはうるさくてお客さんがイヤがるので、注目を集めたいときのアクセントで使ったりする。ほかには、たとえば前屈から上半身を起こすときに、ジルを打ちながら手を足のラインに沿わせるとより印象付けられるとか、そいういう使い方もする」と。
まあ、ベリーダンスを趣味でやってるか仕事でやってるか、仕事にしても教えることがメインじゃなくて身ひとつのダンサーとして各国を渡り歩く、おそらく実家に仕送りをしながら、なんてバックボーンが全然違うので、話しているとベリーダンスに対する覚悟がまったく違うことに気づかされます(笑)。
リリーさんは1時間のショーをひとりでこなしていたそうで、いかにお客さんを飽きさせずに惹きつけるか、そしてリピーターにするか、などのテクニックについても教えてくれます。イスラム圏で男性が集うショーと日本の女性客の多いショーとはターゲットが違ってはいますが、本質は同じことじゃないかな~。
ちなみにレッスンでは踊ってくれるそうなので、実際に観るチャンスがありますよ♪
どういうレッスンにしたいかということをリリーさんと相談して、振付を1曲教わりながら、自分の個性で振付を完成させる、という実験的な内容になりました。
ひとりひとりの動きを見てリリーさんがアドバイスするので、受講者は限定10名。
リリーさんの得意なアサヤを使った振付になりました。
リリーさんは日本語を勉強中ですがペラペラではないので、意思疎通に少し時間がかかります(何がいいたいのかよくわからないときがある)。
そして教え慣れていないので(ロシアでは数回マスタークラスの開催アリ)、どう転ぶかわからないところもあるかと(スムーズに進まないかもしれません)。
あと参加型のレッスンなので、なるべく積極的な意思表示が必要になるんじゃないかな~。
こんな条件ですが、参加希望の方はご連絡ください♪
LILI オープンクラス
4月7日(土) 14:00~16:30 琴似ベガ
¥3000/限定10名
ベールとアサヤをお持ちください。
お申込・お問い合わせ
LILI(リリー)
1977年アルメニア生まれ。8歳より柔道、社交ダンス、アフロジャズ、モダンバレエを習得。19歳でシリアに渡り、ベリーダンスをMadam Georginaに師事するとともにダンサー活動開始。その後、レバノン、ヨルダン、ロシア、エジプト、イエメン、アラブ首長国連邦、トルコのホテル、レストラン、ナイトクラブ、カジノ、プライベートパーティ(結婚式など)と契約。また、ときどきサーカスとも契約し、剣と炎を使ったパフォーマンスを披露。ダンススタイルはレバニーズからエジプシャンクラシック、フォークロアへ転向。2006年 結婚を機に引退。現在は札幌在住。
※Madam Georgina:シリアで舞踏団を主宰していたオカマの先生