最近の主な題字のお仕事をアップしました。

http://www.souun.net/daiji-kigou.htm


こういう題字を書くときは、

その作品や商品につまっている想いを書で表現します。

まず、他人の作った想いを表現するには「共感」がないといけません。共に感じるためには、自分の中にある「気持ち」を見つけてあげなければなりません。

今回はこの自分の中にある「気持ち」が見えるようになったきっかけについてある体験談を書きたいと思います。



私は、高校時代まで熊本で過ごしました。

高校生の時まで、勉強も遊びも部活も逃げるようにすべてが中途半端なまま熊本時代を終えました。自分のことを客観的に見ることができなくて、自分のがどういう状態なのかも考えないまま卒業です。


そして偶然にも受かった大学が千葉にある大学でした。

千葉の田舎で初めての1人暮らし。

不安をかき消すように、色んなシーンで自分を表に出しました。


そして、1年くらい経った時の事でした。

ふとした時に、自分のことがわからなくなってしまったのです。


友達や恋人の前で色んな性格の自分が出てくる。

何度も大切な人を傷つけてしまう。


そこで当時一番の親友だった大義に恥ずかしさをグッとこらえて思い切って相談してみました。


すると大義は軽く一言、言い放ちました。



「全部 お前じゃん それでいいじゃん」



まだ熊本から離れて1年くらいだから、

「じゃん」という響きが気になって仕方がない。



その時は、「じゃんじゃんうるせーな」くらいの気持ちでした。



その後、色んな経験をし、成長する度に同じ悩みにぶつかります。

その度に大義のあの言葉が聞こえてきます。


不思議とあの言葉がその悩みをかき消してくれるのです。



今は、その悩みは消えました。

今思うとなんでそんなことで悩んでたかわからないくらいです。

そして もう「じゃん」が気にならなくなった自分もいます。




はげしい自分も自分。

おだやかな自分も自分。



色んな自分がいるから、他人の様々な気持ちがわかる。

共感ができる。




大義 見てないと思うけど、

このブログを通してお礼を言わせてくれ。

魔法の言葉をありがとよ。



はげしさおだやかさ