先日のワンデーセッションも
数年前に私を見つけてくださって
ずっとタイミングを探してくださり
ようやくお越しいただけたお客様でした。
お会いするまでに時間があったので
ご自身でもカラーの勉強をされて
「多分私はサマー」
と予想をされて
診断当日のコーデもとても上手に
サマーの色を組み合わせておられました。
診断の前に
どんな変化を望んでおられるかお聞きすると
「自信がなさそうにみられたくない」
とのこと。
なるほど、とお伺いしながら
サマーの方から
そのお言葉が出るのは珍しいけど
そんなこともあるのかもなあ。
と思いながらいざ診断スタート。
診断間際に
お客様が
「私ウィンターのうすーい色は似合うんです。
でもビビッドな色がまるで似合いません。」
とおっしゃったのも参考にさせていただき
まずは
お顔の見方の導入レッスンとして
緑の布を使って
サマー
↓
ウィンター（ビビッドカラー）
↓
ウィンター（うすーい色。アイシーカラー）
↓
スプリング
↓
オータム
の順に色をあてて
お顔を一緒に観察していきます。
ウィンターのビビッドカラーを
あてさせていただいたときに
「ほら！色が強すぎるんです！」
とおっしゃるのを
ほー、とお聞きしながら
アイシーカラーをあてさせていただくと
なるほどすっきりされますね
と印象をお伝えして
そのあと本診断スタートです。
本診断でははじめに
サマーとイエベカラーを丁寧に比較し
お肌の状態、お顔の雰囲気の変化を
ご自分でわかるまで
一緒に観察させていただきました。
（ちなみに私の診断では
ブルベかイエベかを明確にします。
クライアント様が
ご自分でわかるように
なります。
ニュートラルは、ないです。）
「イエベとサマーとでは
こんなに顔が違って見えるのですね！
」
というご感想をいただき
さあいよいよ。
サマーなのか
ウィンターなのか
の診断スタートです。
ウィンターは色が強いので
顔ではなく
布の色に目がいってしまうと
「まさかこんなビビッドな色が
私に似合うわけない😲」
という気持ちになってしまいがちで
正しい診断ができなくなります。
ウィンターの布をあてたときに
「こんな派手な色は💦」
とお客様がおっしゃると
「布ではなく
鏡の中のご自分の目を見てくださいね☺️。」
とお伝えします。
他に観察していただきたいポイントも
お伝えしながら
サマーをあてて
ウィンターをあてて。
ウィンターをあてて
サマーをあてて。
ということを
ゆっくり何度も繰り返していくうちに。
お客様がとても大切な発見を
してくださいました。
「あああ。朝子さん。
サマーの色をあてると
自我がどこかに
飛んでいってしまう感じがします。」
「ウィンターの色をあてると
自我が自分の中にもどる感じ。」
おーー！！！
と喜ぶ私。
そうなんです。
お顔の美しさ、聡明さ、存在感。
そういったものが
サマーをあてると
ぼやーっとどこかに溶けてしまい
ウィンターをあてると
くっきりと映え立ち上る感じになるのを
私は感じていたのですが
それは私だけがわかっていても
意味がないことで。
お客様ご自身が
色を変えることで起きる
内面の変化に
お気づきになることが大事！！
その服を選び、着ていくのは
お客様ですから。
自我、という
ご自分なりのキーワードを
得られたあとは
サマーとウィンターの印象の違いを
ご自分ではっきりと
おわかりになられていました。
お客様が仰った
「自我がない、ある」という
印象の変化は
他のウィンターの方にも
起きることです。
ウィンターの方が
サマーを着て生きておられるときの
慢性的な自信のなさ
慢性的なサポーター感
と
ウィンターの方が
ウィンターを着て生きておられるときの
高貴な存在感
聡明なリーダー感
の差を
一言で言い得られた
絶妙な表現だなあと
感動いたしました。🥹
少し話が逸れるのですが。
自信がなさそう！はいやですよね。
服を着替えると
その感覚は脱げますが。
では
自信がない自分は
脱げるのか。
これは脱げないと思うのですよ。
でも大事なのは
自信のあるなしではなくて
自信のない自分を
ご自身がどう扱われるか
自信のない自分を
周りにどう扱わせるのか
なのではないか、と。
そして
それは服の色が
とても助けてくれると感じています。
春より新天地で挑戦されるお客様。
真のお顔を携えて
「私を生きる」につながる
新しいストーリーを描いていただきたいと
思います✨
ちなみに
それまでに買われていた
サマーの服は
ウィンターの色と組み合わせて
お使いいただくことにしました。
↑そのような内容も↑
質問し放題期間では
ご相談いただいています。☺️
服色コンサルタントの石井朝子でした。😊
