そうだ京都!② 板前割烹「千花」 | 東京徒然日記

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日々の出来事やパンセを自身の備忘録的に綴っています

今回の「京都2013新春 三部作」のスタートは、

祇園の板前割烹「千花」。

東京では味わえない素晴らしいコースでした。

なにが東京にないかは、、、
「香り、味わい、繊細だけど力強い」
でしょうか。

おかみさん曰く、京都の野菜は、暑さ寒さ少ない日照時間の中で、じ~っくり育つので、
関東ローム層の火山系大地でさんさんと日を浴びて育つ野菜よりも、
じ~っくりとした味わいがあるそうな。

京都という文化を含めそうなのかも。
1000年都だった街の文化は、
「繊細ながらもしぶとい」
のかもね。

千花さん、ぜひまたお伺いしますビックリマーク

◉ グレープフルーツと海老の和え
果物と魚介の組み合わせが得意なこちら。「アナゴとキウイ」なんかもされるそう!それに比べれば、西洋料理でもある組み合わせですが、煮こごり仕上げなどはさすがの和食技。グレープフルーツも青臭いくらいの若いさっぱりしたもので、爽やかでした。
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◉ 湯葉いり胡麻豆腐
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◉ 百合根と白身の煮こごり和え
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◉ 青菜大根と数の子
このあたりから酒の肴的に(^^)
青菜大根は、茹でただけですが、甘く青臭く大変に美味。毎日でも食べたい。数の子のお皿は、京都の名所が描かれており、京都に居る高揚感を高めてくれます。
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◉ タコの煮物
柔らかい...ひたすら!
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◉ 一口天ぷら
白身魚やエリンギ、しいたけなどが、一口サイズで天ぷらに♡ソースがちょっとキツイですねエシャロットのすりおろしが入ってるのか優しい味わいのを邪魔しました。でも揚がり具合は最高☆
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◉ お椀
雪の下の新芽をイメージ。雪は聖護院大根の薄切り。本当に雪または氷のように見える素晴らしい演出。中のしんじょうはもちろんふっくら温か♡これもまたジューシーで丁寧な仕事ぶりが伺われます!
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◉ お造り
タイとマグロ。右上の細い塩昆布を巻いて食べることもできます。私はもっぱら塩昆布で!
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◉ 色々なおつまみ
左上から、山椒おジャコ、イカの雲丹和え。
左下から、銀杏揚げ、シメジと菊菜のクルミ和え、ヒラメの肝の煮こごり。
捻香の効いた新潟産の「福扇 ふくせん」が合います!
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◉ 鰆の焼き物
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◉ これ本日の注目の逸品
大根やトンブリのサラダ仕立て。ここに、ゆずの皮のひと火入れたもの、しょうがの砂糖漬け、ブドウのゼリーが香りを加えており、大変に珍しく美味ひとしな。
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◉ 京野菜 煮たん
里芋のねっとりした旨みと、青菜にまじっているセリが香り高く、感激。
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◉ ご飯もの
ひたすら食べ続け、遂に最後のお皿に到着!もち米の上に、糸切りしたシソと柴漬けがてんこ盛り。サッパリした具ですがもち米がねちっとするため何度も咀嚼し、ともすればすぐ飲み込んでしまう具の香りと滋味を、長く味わえる。ニクい演出です!
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◉ デザート
みかんとりんごとオレンジのフレッシュジュース。これはまた気が利いています。これだけいただいたので、固形物は厳しい。でも液体でサッパリとリフレッシュ!
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皆様も、京都にいらした際はぜひ。

料理はもちろん、サービスやしつらえ、食の演出を通して、京都という街を、より深く理解できると思います。
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