また少し空きましたがハンドル制作の続き。


前回はフードの完成までの所までの記事でしたがここからは本題のハンドル本体の部分。


ハンドルに必要なカーボンパイプを切り出すわけですがここの長さが中々に厄介💦


というのもフロントのフードの長さ、メタルパーツの種類、使用用途によって長さが大きく変わります。

自分の場合は上の写真のハンドル、

元々使う気で制作したものの完成度がピカイチだったのでハンドルを作る上での基準、ハンドル長さの目安として使っています。


こいつに前記事で作ったフードを付けてみて長さの兼ね合いを確認。


適切な長さをここで出します。



ここは実測値で何ミリと言っても参考にしかならないのでご了承を。


ここは数やって感覚的に慣れるしか無いですね💦



パイプのカットが終わったらアーバーの加工へ。


自分はハイブリッドアーバーの在庫をまだ持っていますのでこの中より頃合いの良いものを選択。


と言っても内外系ともにドンピシャな物は無いので内径はドリルで拡張。


自分はハンドルのパイプを12㍉で固定しているので12 ㍉に拡大。


最近出ている?マタギの長めのアーバーでも綺麗に拡張出来ましたが中々に難しい💦


焦らずゆっくりやるのが成功の秘訣かも。


内径が決まったものはハンドルーターに取り付けて外形加工。


100番ぐらいのペーパーが有れば結構すんなり削れます。

過去記事でも触れていますがDPSのハンドはリアフードとネジ部の内径が違います。

リアフードの方が内径が大きいです。



なのでフロント、リアと分けて現物合わせで加工すると失敗がないと思います。


慣れれば難しい作業では無いですが最初は難しいかも💦


慣れると接着無しでもキュッとハマるぐらいの精度では作れます。


完成のイメージとしてはこんな感じ。

外形だけ先に加工した後、回しながらカッターでカットすると綺麗に切れます。

攻めるときはもっと幅は狭いんですが今回は強度、耐久性を重視しているのでアーバーは5㍉幅で切ってます。

この後は接着作業ですが


接着するパーツの並び、接着する順番をしっかりと確認。


ここで間違えたら今までの準備が無駄になりますからね。


勿論接着箇所はペーパーにて足付け、洗浄もお忘れなく。


ここでも接着の極意。

焦らずに一箇所ずつの固定を心掛けましょう❕


硬化時間が長いエポキシだろうと何箇所も欲張るとズレたりしますので。


順番としてはフロントネジ部、リアフードの内側になる部分のアーバー。


硬化した後、順番にパーツを通しまして


フロント、リアの端部に来るアーバーの順番で。


今回は敢えて接着剤は多めでスクイズアウト分でフィレットを形成するようにして強度を上げています。

接着剤でもアーバーを抑えるイメージですね。


両フード内側にもアーバーが接着してます。

最後はフードですが…


フロントとリアのこの向き、マジで注意してください❕

パーツの溝のラインか揃うようにセッしてください。


ここがズレるとリールが付けれなくなりますので💦


なのでリアを接着、硬化後に向きを見ながらフロントを接着の順番がいいかと思います。


接着が終わっても直ぐにリールは付けないでください❕

完全硬化するまでは接着箇所がズレると恐れがあるので

リールを付けたい衝動を我慢して一日位はしっかりと硬化時間にあてましょう(笑)



というわけでハンドルASSYはこれにて完成。


細かく書こうと思いましたが作業し始めると中々に写真を撮っていなくて結局あっという間の完成に💦


DPSスケルトンハンドルは長さや取り付ける順番など中々に工程も多いし初めてでは正直難しいです💦


とは言えやはりオリジナリティのあるハンドルを作りたいのであれば是非ともオススメのハンドルなので挑戦してみてください。



この後はいよいよロッドになっていくわけですが…


正直ブランクスの選定で悩み始めてから決まるまでに暫く掛かってしまいました💦


とは言えブランクスも決まりましてそれに必要なパーツも出てきたわけで…


こんなもの作ったりしてました❕

ここの話はまた次の記事で。