白人警官による黒人男性射殺事件。これ受けてアメリカは大きく揺れ動いた。
続いてダラスにてこの事件に絡んで銃撃事件＝テロ事件が発生、警官５人が射殺された。
黒人男性射殺事件にて、警官に射殺された黒人男性はギャング（クリップス＝Crips)に所属していただとか、刑務所に長く服役していた等の情報があり、写真も公開されている。
ギャング、クリップスについて。
↓以下、逮捕時の写真。
↓被害男性には数多くの犯歴があった。
また、フェイスブックのＣripsギャング公式ページにも友達（メンバー）登録していたようである。
そして、近場で発生した武装強盗事件の容疑者の特徴とマッチしていた経緯もある。以下、防犯カメラ映像。
また、逆に服役していた情報もなく、今までの逮捕歴等が公開されたが、免許不携帯だとか、大麻所持等が公になっているだけで、ギャングに関する情報や凶悪事件に絡む服役情報は得られていないという話もあり、お互いに情報合戦のような状態になっているのが実情だ。
よって現在は警官擁護派と差別反対派が大きくぶつかっており、なかなか収束しない状態である。
しかしながら、射殺された黒人男性は自身の過去に殺害された、と見てもいいだろう。過去のデータに縛られた警官は反撃を予想して過剰反応し、射殺してしまったと。
男性は当時、銃器携帯許可証を所持し合法に拳銃を所持していた。
事件当時、警官が被害者の乗った車を止め職務質問した際、持っている拳銃が警官によって発見され、即「動くな！」と言われた。
しかし、被害者は「財布を取るため（ＩＤを見せる為）」動いてしまい撃たれた。
こういった場合、何があっても動いてはいけない。両手を警官に見せて絶対に動かない。警官の指示に従う。射殺されたくなければ。
さて、その延長線上で発生した銃撃事件。
この事件で新たな事が分かった。以下転載。
＜ジョンソン容疑者は武術学校で修練、移動射撃術を習得か 裏庭で軍事訓練する姿も＞
米南部テキサス州ダラスで７日夜、警察官５人が射殺された銃撃事件で、警察に殺害された黒人の元陸軍予備役兵士、マイカ・ジョンソン容疑者（２５）が特殊な射撃技術を学べる民間の武術学校に通っていたことが９日、分かった。ＡＰ通信などが報じた。
連邦捜査局（ＦＢＩ）は容疑者が高度な狙撃訓練を重ね、計画的に犯行に及んだとみて捜査している。
ＡＰ通信などによると、ジョンソン容疑者は２０１４年ごろダラス郊外の武術学校に通い、そこでは移動しながら射撃する特殊な訓練も行われていたという。
学校の責任者は、容疑者がどのクラスを受講していたかは明らかにしていない。また、近所の住民は複数の米メディアに対し、ジョンソン容疑者が自宅の裏庭で軍事訓練を行っていたと証言した。
ジョンソン容疑者は犯行当時、建物の階を移動しながら発砲するなど、戦術要領にたけていたことが指摘されていた。
一方、９日午後にはダラス市警に「警察官に危害を加える」と匿名の脅迫があり、特殊部隊（ＳＷＡＴ）が出動、市警本部の周辺は立ち入りが制限される事態となった。捜索の結果、不審者や爆発物などは発見されなかった。
＜ダラス警官射殺 容疑者は護身術学校で技術習得、自宅で訓練か＞
米南部テキサス州ダラスで７日夜、警察官５人が射殺された銃撃事件で、警察に殺害された黒人の元陸軍予備役兵士、マイカ・ジョンソン容疑者（２５）が特殊な射撃技術を学べる民間の護身術学校に通っていたことが９日、分かった。
ＡＰ通信などが報じた。米連邦捜査局（ＦＢＩ）は容疑者が高度な狙撃訓練を重ね、計画的に犯行に及んだとみて捜査している。
ＡＰ通信などによると、ジョンソン容疑者は２０１４年ごろダラス郊外の護身術学校に通い、そこでは移動しながら射撃する特殊な訓練も行われていたという。
学校の責任者は、容疑者がどのクラスを受講していたかは明らかにしていない。また、近所の住民は複数の米メディアに対し、ジョンソン容疑者が自宅の裏庭で軍事訓練を行っていたと証言した。
以上転載。
犯人は軍事訓練を受けており、その上、民間の特殊射撃講習を受けていたと言う。ここがアメリカの怖いところである。
民間人であっても最高水準の射撃術を容易に得られることが出来るのだ。何せ実銃でバンバン撃ちまくれるからである。
移動射撃は非常に難しい技術である。私自身、当然のことながら拳銃ではあるが、移動射撃はもちろんの事、あらゆる体勢での射撃訓練を受けてきたが、動的射撃は非常に難しい。
自身も動きながらかつ遮蔽物や移動するターゲットを補足し狙撃する。恐らく、犯人はアサルトライフルや拳銃による移動狙撃術を身に着けていたのだろう。
実際の事件現場映像。開始３０秒ほどから。左側ライフルを持った犯人、右側柱＝遮蔽物に隠れた警官。
映像を見る限り、左側の犯人が向かって右側の警官に連続発砲している。犯人から見て左側に弾幕を貼り、警官に意識を集中させ、右側から回り込んで背後を突く。そのまま警官を射殺。戦術にたけた上に、超接近射撃術もこなす。
↓犯人の使用していたライフルの写真。爆破直後、事件現場にて撮影。使用されたライフルはサイガＡＫ７４セミオートマチックとみられる（ＡＲ－１５という情報もあるが写真はこれ一枚だけである。また背景も以下画像、遺体のある風景と一致する）。
↓また犯人は外着けの防弾ベストを着用していた。以下、実際の事件現場の写真。遺体写真であるから気分を害す方は見ないでください。
爆破直後の犯人の画像。防弾ベストをつけている。
射撃訓練も頻繁だった可能性が高い。
ただし、補足情報として、私がいろいろ調べた所によると、その武術学校＝護身術学校とはAcademy of Combative Warrior Artsのこと。
Academy of Combative Warrior Arts
使えない！（笑）
射撃訓練と言ってもアサルトライフルではなく、拳銃射撃が主で実銃を使用した射撃訓練ではなく、室内におけるＰＣとリンクしたセンサー式の拳銃を使用して訓練していた。そしてその中で動的射撃トレーニングを積んでいたのだ。
要はシュミレーション訓練である。実はこういった訓練、当ＳＳＲセルフディフェンスでも行っている。
実戦射撃について～タクティカル・シューティングとターゲット・シューティングの違い及び防弾ベスト～
射撃は快感！？女性にもロマンがある。
（極秘）ＳＳＲセルフディフェンスの中身（極秘）
同護身術学校射撃訓練リンクはこちら。
以下がその動画である。
また、犯人は裏庭で射撃訓練（動きの訓練）を頻繁に行っていたと言う。
どういう事かというと、実際は実銃をバンバン撃ちまくっていたというよりも、シュミレーショントレーニングを積んできた、という事だ。
だが、これが怖いところである。
そして私が実際に護身術を指導している際に注意している事でもある（だから誰にでも教えられるわけではない）。
以前、書いたがローンウルフテロリストは何も特別な訓練を積んでこなくても、計画を立て、テロを起こすことが出来てしまう。
自宅でガスガンを使用した射撃訓練や、刃物訓練、基礎体力訓練、格闘技訓練、ネットにて爆弾の作り方等を学習すれば、そのままテロを起こせてしまうという事実である。
後はテロを起こす意思＝原動力があるか否か、ここにかかっている。
その上、今回の犯人は元軍人で一通り技術は積んできたわけである。
こんな人間に警察が勝てるわけがない。軍レベルの狙撃の達人でもない限り無理だろう。
ただし、軍レベルであっても遮蔽物に隠れながら移動する犯人を狙撃するには時間が大幅にかかった可能性がある。
長期化すれば、被害者が多数出ていた可能性もあるだけに仕方がなかったのかもしれない。
そして結果使用したのがロボットである。以下転載。
＜「爆破ロボット」で殺害に非難噴出 爆発物処理用を人間に応用 当局「選択の余地なかった」＞
米南部テキサス州ダラスで起きた警官銃撃事件で、警察がロボットを投入してマイカ・ジョンソン容疑者を爆殺したことについて、非人道的な手段だなどと懸念が広がっている。
ジョンソン容疑者はダラス中心部の立体駐車場に立てこもっているところを「爆破ロボット」で殺害された。米警察当局が容疑者殺害のためにロボットを投入したのは初めてという。
米メディアによると、ロボットは米防衛機器大手、ノースロップ・グラマンの子会社が開発。通常は、遠隔操作による不審物の検査や爆発物処理のために使われる機材を爆殺に応用したようだ。
ダラス警察当局は「選択の余地はなかった。使用しなければ、現場の警官をもっと危険にさらした」とロボット使用を正当化。これに対し有識者らは「過剰な実力行使ではないか」「警察と軍の境界を曖昧にした」と指摘し、同様のロボット使用が拡大する懸念が広がっている。（共同）
ダラス警察の「爆弾ロボット」が銃撃犯を爆殺するまで
以上転載。
私としては「実戦配備への実験（布石）として使用したかった感も否めない」が、このような状況下での使用は問題なかったと思う。
なぜならば相手は狙撃・特殊射撃のプロであり（強力な防弾ベスト着用）、被害者の拡大の可能性があったからである。
要は流石アメリカ、合理的なのである。手段は択ばないのだ。
これ実は、護身術にも通じるところがある。
今回の事件に照らし合わせてみよう。
強力な犯罪者＝狙撃のプロ ＶＳ 射撃術にたけた警官隊→射撃術で対決！
結果.....警官隊ボロ負け。遮蔽物をうまく利用し移動狙撃にたけた犯人が技術力で勝る！
手段は択ばない→ロボットを使用し爆弾を仕掛け爆殺！
→狙撃のプロ、負ける。
こういう事である。
要は、警察組織をもってしても、それ以上の技術や武器を持った人間が出てこれば負けてしまう事を意味するのだ。
しかしながら今回の件はどうだったか？そう、狙撃犯が無事、処理された。
それは、銃器に対して銃器を使うというルール（法則）を無視し、凌駕したからである。
これは護身術にも言えることである。
襲撃者が自身よりも明らかに強い肉体や技術を持った、かつ凶器を持った人間が向かってきたらどうするか？
命を失う、重傷を負う可能性があるのならば、素手に対して素手を使うと言うルールは要らないし、凶器を持って来たら当然の事、それ以上の手段と道具で対抗すれば良いわけである。
勿論、法的な事を考慮して、銃器を使え、日本刀を使えとか、ナイフを使え、クロスボウを使えとは言わない（状況や環境にもよるが）。
自身が法的に重罪になるような方法は慎むべきである。
そしてかつより効果的な方法を模索し、それを動じることなく使うべきなのだ。
よって、私が日頃から言っている「身を守るために護身具を所持せよ！」は的を得ている事になる。
勿論、テクニカルな面は私が教授している。
法的な部分も通して、どうしたら良いのか、という事も教授していく。
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以上。
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ここに書き切れなかった方がいるとは思いますが、今後、徐々に追加しリンクを張らさせて頂きます！（不都合な場合はメッセージを送って頂ければ削除致します）