これから役者塾公演の稽古。
その前にマックで台本を読む。

隣のとなりに座ってる、高校生くらいの男の子の二人組は
「俺さぁ、クーポン持ってるからこれ使わない?」
「あ、ありがとう。」
「ぜんぜんいいって。で、何する?あっ、これと、これとこれはこうこうこうで…」

前に座ってる女子大生のグループは
「絶対気があるって!」
「いや、でも誰にでも優しいじゃん?」
「わかるー、そういうとこは確かにあるよね。」
「えー、でもあれはホンモノだよー。だって…」

みんな、それぞれに今、気になってる事があってその気になってる事を誰かと話して楽しんでる。


こういうのいいなぁ。


一人が楽な時ももちろんあるけど、誰かといて誰かが話を聞いてくれるだけでみんなが笑顔になる。

今回の僕がやる役も誰かに自分の存在を認めて欲しくて、でもそれがそんなに上手くいかなくて、でもなんとかしたいと一人で悩んでるそんな愛すべきおっさんです(笑)


【役者塾公演 『鈴木千代子の懸念』】