文科省の研修資料「虐待の基礎的理解~発生のメカニズムと子供が被る影響~」には、しつけと虐待の違いについて以下のように述べられています。

【しつけと虐待の違い】

何をしたら褒められ、何をしたら罰せられるのか子供にも理解し予測できるのがしつけ

大人の気分や理解しがたい理由で罰せられるのが虐待


   つまり大切なのは、以下の事柄になります。

・どんなことをしたら叱られるかを前もって子どもに伝えておく事

・親の気分で叱ったり叱らなかったりすると、子どもにとっては予測不可能になりるため虐待になるので避ける事

・子どもにとって理解しがたい理不尽な理由で叱るのは虐待になるので避ける事

・子どもにとって理不尽な事(到底出来ない事)をさせるのも虐待になるので避ける事


   ですから、前回のブログで紹介した朝の情報番組「白熱ライブ・ビビット」で挙げられた、叱って(予告無して)いきなり“小遣い無し”は、子どもにとって理不尽さを感じるので虐待に入ることになると思います。さらに、子どもが失敗したら一発で小遣い無しというのも、本来失敗する生き物である子どもにとっては苦しいでしょう。猶予が必要だと思います。そこは子どもとよく話し合う必要があります。

   なお、「ビビット」での内容については、本ブログの「しつけと虐待の境目はどこ?」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12167847464.html)をご参照ください。