ローズマリーはすごい!文献集 | ストーンセラピー施術日記

ストーンセラピー施術日記

石の持つ力と東洋医学の経絡経穴論や温熱効果を取り入れたストーンセラピー温石薬石整体術を実践しています。サロンとスクール代表が書く施術記(ほとんど雑記)です。


ローズマリーのエッセンシャルオイルの医療文献集

ローズマリーはバジル、タイム、ラベンダー、オレガノと並ぶシソ科に属する多年草。推奨の精油は北アフリカから調達しています。

もともとは地中海沿岸が原産で、海の近くに自生しています。この植物の葉は常緑で針に似ています。ローズマリーは白、ピンク、紫、青、などの小さな花が咲きます。そして葉と茎を水蒸気蒸留することでエッセンシャルオイルが得られます。

医療研究報告

鎮痛作用・消炎作用:マウスとラットで、ローズマリーのエタノール抽出物が坑侵害受容作用

(痛みを遮断する作用)と消炎作用を示すことが判明した(GonzalerTrujano et al., 2007) 。

抗バクテリア作用:ペパーミントとローズマリーの各オイルに、歯の生体膜(歯垢)防止において、クロルヘキシジン(防腐薬)よりも、高い効果があることが判明した(Rasooli et al., 2008) 。

抗ガン作用:人間の白血病と乳ガンに対して、ローズマリーのエタノール抽出物が、増殖抑制効果と抗酸化効果を示すことが判明した (Cheung et al., 2007)。

抗ガン作用:ローズマリーの抽出物をラットに注入したところ、ラットの乳腺ガンが減少することが判明した(Singletary et al., 1996)。

抗ガン作用:生体外験で、カルノシン酸(ローズマリー由来)が、人間の白血病細胞の増殖を抑制するのが見られた(Steiner et al.2001)。

抗真菌作用:ローズマリー・オイルがアルペルギルス真菌によるアフラトクシン生成を抑制するのが見られた(アフラトクシンとは、非常に毒性が高い発ガン性物質で、アスペルギルス真菌によって生成されます)(Rasooli etal.2008)。

抗炎症作用:ローズマリー・オイルに、マウスで抗炎症作用と末梢の抗侵害受容作用(痛覚感受性遮断)があるのが判明した(Takaki et al,2008)。

抗酸化作用:ローズマリー抽出物に強い抗酸化作用が見られた。研究したローズマリー成分のうち、ローズマリーから抽出したローズマリン酸とカルノシン酸に、最も強い抗酸化作用が見られた(Almela et al., 2006)。

抗酸化作用:H2O2 と光増感作用があるメチレン・ブルーに細胞を浸したところ、ローズマリーのエタノール抽出物が保護効果を示し、細胞のDNA が酸化で損傷しなかった(Slamenova et al.,2002)。

関節炎:関節炎の患者に、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、ローズマリー、ペパーミントのオイルとキャリアオイルをブレンドして使用すると、対照グループと比較して、認識できる痛みと鬱が減ることが判明した(Kim et al., 2005)。

気管支炎:慢性気管支炎の患者で、ローズマリー、バジル、ファー(モミ)、ユーカリのオイルに抗酸化効果があることが判明した。ラベンダーが脂質量の正常化を促進することも分かった(Siurin et al., 1997)。

うつ病:ローズマリー植物成分の経口投与後、2つのストレステストを受けたマウスに、そのエッセンシャルオイルを含むローズマリーの多くの成分が、抗うつ剤様作用を及ぼすことが判明した(Machado et al., 2013)。

脱毛:脱毛症(抜け毛)に苦しむ患者に、タイム、ローズマリー、ラベンダー、シダーウッドのオイルをブレンドしたキャリアオイルで頭皮マッサージすると、キャリアオイルだけで頭皮マッサージした対照グループと比較して、改善する傾向があった(Hayet al., 1998)。

記憶:ローズマリーの芳香を嗅いだ被験者は、嗅いでいない被験者よりも、注意力が鋭くなって、数学の計算が速くできた(Diego et al., 1998)。

記憶:一連のバッテリー・テストを受けたボランティア被験者が、ラベンダーとローズマリーの芳香を嗅ぐと、満足度が高まることが判明した。ローズマリーの芳香は、対照グループよりも、記憶の質も高めた(Moss et al., 2003)。

ストレス:ローズマリーオイルを吸入したマウスは、しなかったマウスよりも尾懸垂試験でストレス関連の行動が少ないことが判明した(Vilareal et al,, 2017)。

肝硬変:ローズマリー・エッセンシャルオイルを毎日投与したラットは化学物質誘発性肝障害に対して保護作用を示した(Ra Koviet al., 2014)。

骨粗鬆症:ローズマリーまたはユーカリのエッセンシャルオイル」(および他のエッセンシャルオイルに含まれるいくつかのモノテルペン類)の経口摂取はラットの骨吸収・破壊(骨の細胞レベルでの破壊する仕組み)を阻害することが発見された(Muhlbauer et al., 2003)。

大腸炎:ローズマリーのエッセンシャルオイルは、大腸炎を誘発したラットに経口または腹腔内に投与した場合、大腸組織の損傷および大腸炎の指標を減少させのに効果的であることが判明し、これはローズマリーに抗大腸炎作用があることを示した(Minaiyan et al., 2011)。

(エッセンシャルオイル家庭医学事典)

#アロマテラピー 

#アロマ 

#エッセンシャルオイル

#メディカルアロマ

#精油

#ローズマリー