温室効果ガスの約95%(世界では約90%)を占める炭酸ガスの発生原因は、主にエネルギー獲得のための燃料である。燃料として使用される一次エネルギーの消費について調べる。
資源エネルギー庁の2007年の概要を参照されたい。2000年以降、石炭と天然ガスの増加、石油の微減が見られる。時系列的には、電力の自由化によるものと考えられる。
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/jukyu/resource/pdf/090430_gaiyou.pdf

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各部門別の消費は、下記に、2007年のExcel fileがあり、これを整理すると、分野別一次エネルギーの図になる。
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/jukyu/result-2.htm


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各エネルギー源のエネルギー、質量、排出CO2量の算定方法が下記にあり、これを使用して、分野別CO2排出量を表すことができる。


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http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/material/itiran.pdf
上図を比率で示したのが分野別CO2排出割合である。

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なお、石炭、石油、天然ガスのCO2排出係数が5:4:3と下記の16頁に記載が有る
http://www.enecho.meti.go.jp/policy/coal/images/080904.pdf

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これまで、分析のためのデータの所在を明らかにしてきた。
次回は、電力構成とその変遷、一次エネルギーの問題を明らかにする。