渡邉知樹のぺぺぺ -433ページ目

“四行詩抄”より/谷川俊太郎


9
失って悲しむものはもはやない
私から逃げるものたちの美しい足跡……
私は簡素な眼差で私の内部をのぞきこむ
すると私の中の不在が微笑む


17
心ばかりをみつめていると
心がやがて信じられない
私は素直に動こうとする
たちまち晴れた空が私を樹だと云ってからかう


24
みつめていると眼が信じられない
触れると指が信じられない
愛していると心が信じられない
と 突然すべてを信じすぎてしまう


27
心が信じられない時
美しい形がむしろ心を信じさせる
神はものの中にいる
私はそれを見ようとする




“四行詩抄”より/谷川俊太郎


毎日ブログを更新するのはなかなか大変
書く時間もそうだし、内用を考えるのもそう

それで好きな詩をのっけることにした


谷川俊太郎は大好きな詩人のひとりで、今朝もこうして詩集をめくっていると、詩集まるまるブログに載せたいほど





今日は久々に寒い

水曜日から風邪気味だから、気をつけねば

アルバイト・チャーハンのこと

韓国料理屋の厨房でアルバイトをはじめて、約1年が経った


今はマカナイ担当で(というか好きで率先して作っているのだが)最近はチャーハンに凝っている

チャーハン作るのは超楽しい

突然ですが…


☆☆渡邉流チャーハンの作り方、というか、ポリシー☆☆

☆具材はなんでも良い。勢いで決めること。とにかくフライパンの近くに用意すること!
☆もちろん中華鍋で!多少こぼす位の勢いで作ること!
☆火は汗をかくほどの強さに!?汗の量=旨さ!
☆なぜか味見は一回だけ?
☆作っている間は常に誰にも話しかけられないような雰囲気を出すこと

以上を守れば渡邉流チャーハンの出来上がり!


ちなみにチャーハンを皿に盛ったあと、素早く水流MAXのところで中華鍋を洗う

で、洗った瞬間にデカイ声で「マカナイいただきまーす!」と言って頂く

あと素早く食べるのもポイント!

嗚呼、チャーハンフォーエバー!

---続く…





ぼくのブームでマカナイが決まるのだから残念なバイトな上、食べてる最中に「美味しい?美味しい?」と何度も聞かれてるのでたまったもんじゃないよなー……

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なんか写真がいつも横向きで申し訳ないけど、今日のイベリコチャーハン
盛り付けがひどいので接写!


(普段はチャーハン出してないですが、裏メニューとして、タイミング次第で注文出来るかも!?)

武蔵野ジョギングクラブのこと

一昨年、突然にジョギングブームがやって来た

なんだか分からないけど走りたくて、夜の井の頭公園をひた走るも1人では続かなく、友人を誘うことにした



吉祥寺にある“まめ蔵”というカレー屋で、以前一緒に厨房で働いていた丸さん(以下○さん)と、

歌手を目指し山口から上京してきた松倉(説明はありきたりだがキャラクターは個性的)と、

絵本作家を目指し青森から上京してきた千草(同上)と共に、

つまり、本州の
東南の端代表○さん
西の端代表の松倉
北の端代表の千草

あと以外と生まれも育ちも東京のワタ氏の4人で
2年ほど前に“武蔵野ジョギングクラブ”(以外MJC)を設立した


4人で走っている内にだんだんと人数が増えて、今では30人以上のメンバーがいる

が、そのほとんどが幽霊部員で、毎週水曜日の集まりである昨日も“ウッキー”と“3時”とワタ氏の3人だけで公園を走った

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昨日はジョギングが終わったあと、ウッキーの家でまったり

“ウッキー”(写真右)は、友人のなおさんの営む喫茶店“ダーチャ”のつながりで入会
今ではすっかりレギュラーメンバーとなって、前には青梅マラソンにも一緒に出た

“3時”(写真右)はMJCの記事が東京ウォーカーに載ったのを見て入会
今では銀座の母ならぬ、MJCの妹的存在!?となった



ということで、色んな人が集まるMJC

はじめに“目指せ100人!”と冗談半分で掲げた目標も夢じゃないかも!?





◎昨日ばったり会った人◎
地球屋の“もも”と旦那とももの妹ともう一人(国立)

狼と羊

日が暮れると
静けさに耐え兼ねた狼たちは
羊を探してさまよう

狼は羊を探しさまよい
呪文を唱え
夜を翻す術をただひたすらに数えるため
かの狼は尻尾を揺らし
羊は狼の牙を研ぐ

夜を走ったのは狼でなく羊
その羊を狼が追いかけ
夜の血肉を闇に散らしたらしめている



---渡邉知樹


昔から鳥が好きなのか
線を引けば鳥になり
粘土を握れば鳥の形になる

手紙を書くとその余白に
見ると鳥が音符と並んで
唄を歌ったりもしている

馬と羊も好き
絵で描きたいという欲望はあるけど
なかなか上手に描けない
特に羊は

だからか詩には羊がよく出てくる
言葉に意味を持たせようとしすぎて
羊が出てくるのは不本意かもしれないが




逆に鳥はあまり出てこない
それより空という言葉を使う

ぼくの笛

烈風に
食道が吹きちぎられた
気管支が笛になって
ピューピューと鳴って
ぼくを慰めてくれた
それがだんだんじょうずになって
ピューヒョロヒョロとおどけて
かえってぼくを寂しがらせる



---高見順(詩人)