秋のファッションを楽しみ始めてる今日のこのごろ，、、ですが
ファッションの世界は
一つ先，２０１６春夏の準備まっさかり。
エレガントなDaniellaTam
モードでカジュアルなGEMMA LINN、
どういう靴を作ろうか
デザイナーさんと打ち合わせし、
デザイン画があがり，それをもとに
まずサンプルができる。
一発で、
「イメージ通り！ 満足！」なものも
あれば、
「ここがもっとこうだったほうがいいよね」
と修正するものもある。
時には靴をはさみで切ってみたりして。。。
ずっとファッション雑誌にいたので、
ファッションには詳しいつもりでいましたが
実際のもの作りとなると事情は異なる。
去年の３月にブランド設立準備が始まり
今年一月神宮前に店舗ができ，
デビューをして、
もうすぐブランドに関わって一年半になるけれど
本当に日々勉強です。
私の職業は
「ブランドプロデューサー」とか
「クリエイティブディレクター」とか
案件によって名称は変わるけれど
やってることはただ一つ。
「そのブランドがよくなるためなら、
できる限りのことをする何でも屋さん」。
世の中には同じ肩書きで
もっとカッコいいことだけやってる人も
いるのかもしれないけど
おせっかいな私の性分では無理で笑
だから、たとえば
神宮前の店舗をつくるとき
「ここにハーブポットがあったほうがいいなあ」
と思ったら
普通はグリーン業者さんに頼むのかもしれないけど
うちのブランドはそんなに大手じゃないから
予算があまりない、、
かといって，グリーンはあきらめられない、、
ということで
「わたしがやっちゃえばいいんだ！」で
ホームセンターにいって
おしゃれなプランターを買って
ハーブを寄せ植えして設置、、となるわけです笑
クリントンにきてもらって
焼きたてパンケーキをふるまったときも
「旗とかささってたらかわいくない？」と
前日徹夜でプレスのしーちゃんと
せっせと４００個以上の旗作り。
こういう私の仕事の仕方を見て
「そこまでするなんて、安売りしてる！」と
いってくる人ももちろんいます。
まあ、そういう考え方も一理あるのかもしれません。
でも、
ブランドを愛してるから
自分ができることは全部やりたいし、
それが役に立ってるなら最高に嬉しい。
そのうえ、
生まれて半年のブランドながら、
今回みたいに
「美的の付録」になったりすると
最高に嬉しいし、
今回みたいに
一番やりたかった「ルミネ」さんから
お声がかかって
ポップアップショップが開催できることは
最高に嬉しいわけです。
せっかくいただいたこのチャンス
絶対成功させたい、と
スタッフと考えまくりました。
そこでまた立ちはだかる「予算」の壁。
予算がないから、モデルさんを呼んで
トークイベントしたり、
雑誌に出稿したりすることはできない。
でも，少ない予算ながら
その中で最大の効果が発揮できる、
そして、うちのブランドらしいおしゃれなことができるはず、、と
考え，決めた企画が
これ。
今，雑誌でも
必ず取り上げられる
「おしゃれインスタグラマー」。
うちのブランドもありがたいことに
愛用してくださってる
おしゃれインスタグラマーさんが何人かいらっしゃいます。
「今，流行は
インスタからうまれる」
といわれるほど
流行の発信源である彼女たちに
日替わりでファッションアドバイスをしてもらう、
という企画をすることにしました。
普段，彼女たちのインスタを見てる
ファンの方達は
彼女たちにファッションアドバイスされたら
きっと嬉しいだろうし♩
「予算が少ない」という逆境から
出てきたアイデアだったけど、
ルミネさんはじめ
いろいろな方に
「すっごく今っぽい企画で楽しみですね！」と
お褒めの言葉をいただき♡
今日も店内の内装について
打ち合わせをし、
「こんなもの作りたいね」
「でも業者に頼んだら高いよね、絶対」
「作っちゃえばよくない？ 作れるよ、きっと」
で、看板を自分たちで制作することに。
人はいろいろないほうが
いろいろできるようになるもんだなあ、と。
そういえば
カーナビがない頃から
毎日車乗ってたから
都内はだいたいどこへでも
いけるもんなあ～。
そんなわけで
スタッフみんなで愛情込めて
手作りしまくった笑
「Daniella&GEMMA」のポップアップショップ、
９月１６日～新宿ルミネ２ ２階の入り口すぐで
開催しますので、
ぜひいらしてくださいね。
私も期間中店頭にたって
必要とあらば
ファッションアドバイスをば
させていただこうかと思ってます^^
いちおう小さな会社の社長。
一人一人強みを持って
それを最大限活かして頑張ってほしい、と
思ってるのだけど，
「じゃあ，逆にあんたの強みはなんなのよ？」と
自問自答してみたら
バカみたいに、そのブランドだったり
仕事を愛しちゃうこと、かな、と。
まあこれが仇となって
こんなことが起きちゃったりするわけですが、
これはこれで
いろいろ勉強になったし，
まったくのゼロからすべてやらせてもらえるなんて
めったいにない経験なんで
あれがあったからこそ、
今回ダニジェマで店舗デザインの打ち合わせにも
臆することなくのぞめたわけで、
私の中ではそれだけで十分、なわけです。