10月27日プロ野球のドラフト会議が行われた。


指名72名、育成26名の合計99人がプロ野球への門戸を開いた。




そんな中でも最も世間から注目を集めるのが一位で指名される選手たちである。



去年は斎藤、大石、福井のBIG3が一位間違いなしとして注目されていたが、今年もそれに負けないまたしても大学生の三人が注目を集めた。



東海大の菅野、明治大の野村、東洋大の藤岡である。




この中で一番スポットライトを浴びたのが菅野だろう。



巨人原監督の甥として注目され、本人も巨人への入団を3年生の段階で切望していた。


巨人も一位指名を表明していたし、他球団も当然菅野への指名は避けて一本釣りの様相を呈していた。



しかし蓋を開けてみれば日本ハムが交渉権を獲得していた。



この指名がもたらした意味は大きいと私は考える。


長野、澤村と続く巨人の逆指名ともとれるドラフトのやり方には多くの野球ファンが疑問を感じていたことだろう。



そんな中で交渉権を獲得したところで入団するかはわからないにもかかわらず、強引に指名にいった日ハムを非常に支持したいと思う。


しかしその後東海大に挨拶に行った際、謝罪をしたことには少々残念であった。

日ハムには一片の穢れもないはずなのに・・・。



一方の菅野はといえば会見を見る限りの私の憶測だが入団をしぶっているように見えた。


「社会人野球へと進むのでは」というような報道もあったが、大変におこがましいことであると思う。

プロの世界へ行く道が開かれたのであれば進むべきであるし、日ハムが他のどのドラフト候補よりもあなたがほしいですよという意思を示してくれている。


これほど光栄なことは無いように私は考える。


もちろん本人の人生であるし、才能が満ち溢れていて大好きな巨人のためにその力を使いたいというのもわかる。


しかしここで入らなければ本人にとってもとてももったいないことだと感じるし、今後のドラフトの形が異形になっていってしまうような気がするのである。



えらそうなことを書いてきたが、これは私がプロの世界で早く菅野投手のピッチングを見たいという願望の表れであり、やはりプロの中で切磋琢磨するほうがもっと大きな投手になれるという希望の裏返しなのです。


今後のドラフトをより面白く意味のあるものにしていくためにも、菅野投手の選択に注目したい。



北の台地でファイターズのユニフォームを着た菅野投手のピッチングが見られることを願いつつ・・・