昨日に引き続き、
19歳の時、手帳に書いていた詩を紹介します。


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山田かまち『17歳のポケット』より


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「感動」

人を感動させたいなんて、
それはおもしろくない発想。
それよりも、
自分が感動したい。
人を感動させるという行為はない。
ただそう思いこんでいるだけである。


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「現状で満足してはいけない」


現状でいいと妥協したら、
その瞬間からすべては終わり始める。
現状を、
現状を把握しなければいけない。
それは絶対にやらなければならない事である。
最前線はどこか。
最点線はどこか。
そしてその中間はどんな状態なのか。
そして足りないものは何か。
いらないものは何なのか。
いらないものはことごとく捨て去れ。
必要なものは必ず手に入れよ。
そして、自分は、常に、まちがっている、と
認識することだ。


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山田 かまちは、死後に遺作となった詩や
絵画によって知られる様になった人物で
17歳で亡くなっています。


かまちの詩からは、心の中で感じた事を研ぎ澄まして
エッセンスだけにしたような、凝縮されたものを感じて


当時も、今も、かまちは、ただ、ただ憧れの存在です。


かまちは詩だけでなく、絵もたくさん残しています。


山田かまちの水彩デッサン美術館もあります。
http://www.y-kamachi.jp/index.html


17歳で亡くなっていなかったら、彼はどんな人生を
送っていたのか。。。。。


彼のように素晴らしい才能がある人間が
夭折した事。


それにも意味があるのかもしれません。


彼の考えた事、感じた事。


やりたいと願った事。


そういう事を、今生きている私達が引き継いでいけたら
嬉しいと思います。