矢野惣一先生のメルマガ

《愛は食べ物と同じ》の続きを読んで、


「愛」が毎日のご飯ならば、

「恋愛」はおやつに似ているな、と感じました。


なくても生きていけるけれど、

あったら毎日が楽しい。


人によって好みが違う。


タイミングが大事。


自分からあげるのも自由。


相手から受け取らないのも自由。


たくさんの人から貰える人もいるし、


「今、必要はないよ」という人もいる。


ちなみに、

「恋愛」が、「愛」に変化すると、毎日の生活に必要となります。


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<頑張らないで 幸せになる 無意識の使い方>


私が、本やメルマガやセミナーの中で、何度も強調していることがあります。


愛も物と同じ

自分が持っていなければ

誰かに与えることはできません。


愛する人がいるのなら

幸せにしたい人がいるのなら

まず、あなたが幸せになってください。


そうすれば、あなたは、

その愛を相手に分け与えることができます。


今回は、これをもっと発展させてみましょう。


《愛は食べ物と同じ》


つまり、何にも食べなければ餓死してしまうように、
愛なしでは人は死んでしまいます。


必要以上に物を食べると、
体に害を及ぼすのと同じように、
過剰な愛(過保護)は、人を弱くしてしまいます。


体に悪い食べ物を食べると、
体に異常をきたすように、

愛だと思っていたのに、実は心に悪いものを
受け取ってしまっていることもあります。


適切な食べ物を適量食べると、
健康な体になれるように、


適切な愛を適量、受け取ることで、
心の健康を得ることができます。


◆心理療法をおこなう時、愛も食べ物と同じだと考えると、
解決法がとてもシンプルになります。


つまり、私たちの心の悩みのすべてが、


《 愛の不足 》


《 愛の消化不良 》


によって起きていると考えるのです。


つまり、私たちの心の悩みは、


愛の栄養失調 = 愛情失調


によるものと考えます。


◆愛の不足


幼少期に親や親代わりの人から、十分に愛情を与えられていないと、

大人になってからも、見捨てられ不安や、無価値感に悩まされることになります。


傾聴共感型のカウンセリングは、

カウンセラーがクライアントさんに愛を与える場でもあるのです。


愛は、《見る》、《聴く》、《触れる》によって表現されます。


否定されることなく、


見守られ


話を聴いてもらい


傍に寄り添ってもらう


それらの経験をとおして、クライアントさんは


「自分には、それだけの価値があるんだ」


という自己重要感を生み出すことができます。


もちろん、これは、カウンセリングという場でなくても大丈夫です。


もしも親から十分な愛情を与えられていなかったとしても、

友人やパートナー、恩師との関係によって、

人は愛を体験していきます。