日時:2016年5月15日(日) 17:30~20:01
会場:砺波市文化会館
2016年4月15日から始まった3年ぶりのツアー。それもあっという間に終わってしまった。
結局、それまでのことを何も残さぬまま1週間がたってしまった。
後悔だけはしたくないと思い、富山公演の備忘録だけはまず残してみる。
セットリスト
01. Walking On Sunshine
02. 君がいる場所
03. 3 leaf clover
バンドメンバー演奏(Sound Of Mindとカノンのクロスオーバー)
04. Secret of my love
05. Inner Galaxy
06. 光のフィルメント
07. アヴェ・マリア
08. You Raise Me Up
09. 風になる
10. 記憶の湖
11. 愛の陽
12. Rebirth-day
13. Next Destination
14. Brand New Smile
15. 夢のとなり
16. Will
EN1. 縁(高垣彩陽本人によるピアノ弾き語り)
EN2. リフレクティア(TVアニメ「true tears」OP、eufoniusのカバー)
EN3. 私の時計
WEN. Walking On Sunshine
色付きが会場限定曲。


会場は砺波駅より徒歩15分の砺波市文化会館。
砺波チューリップ公園のすぐそばです。
チューリップ、全く咲いてなかた、、、(・_・; 代わりにデッカイチューリップの塔があったでやんす♪ pic.twitter.com/USLjBC8ytC
— P-助 (@Kago_P_suke) 2016年5月15日
物販待機列は建物に沿って並び、次第に伸びていく。
日差しは強かったものの建物沿いは日陰になりそれほど苦にならず。
フラスタ
堀川さんにナガッチョさん、そして乃絵(TvT)




ほぼ開演時間通りに開始。
鐘の音が鳴り始まるコンサート。
観客は声をあげず拍手で迎える。
いつものバンドメンバーがゆっくり席につく。
01 Walking On Sunshine
イントロからステージ中央のベールのあるセットでゆっくりとあやひーが姿を表す。
最初の「息を吸って確かめてる」が少し上ずり気味。
緊張ではなく、待ちきれない気持ちを何とか抑えようとしていたように感じる。
02 君がいる場所
ファンも待ちきれない様子を感じてか言葉も力が入っていた。
「最高の時間を過ごしましょうね!」
はじけるようなあやひーの姿にファンもそのまま引っ張られる。
「あの日君と会ったその引力が」ではいつも以上に気持ちががこもっていた。
03 3 leaf clover
クラップ、一部緑のライト。
あやひーも下手に上手に歌いながら移動する。
この曲ではヴァイオリンはお休み。
地行さんの可愛らしいリズムの取り方に癒されていたり。
そしてMC
「富山県砺波市文化会館にようこそ!」
「みんなー!……あえて言わせてください、ただいまーーー!」
会場内にこだまする「おかえり」
すみません、もう既に涙を流していました(TvT)
ずっと富山でコンサートをやることが夢でした。
だから富山なんだと実感していました。
来るまでも富山だったんですけどね(笑)
初めて北陸新幹線に乗ってきました!
あんなに楽しみにしていたのに気付いたら1周年となっていました(笑)
「私の心のふるさとだと思っています」
true tearsとのご縁、2009年から南砺市観光大使であることの説明。
そして、お花のところに乃絵ちゃんが駆けつけてくれました!
本当に嬉しそうだった。一つ一つの言葉を噛みしめるように伝えようとしている。
06 光のフィルメント
単にそう思っていましたが、どうやら本人はそれ以上の思いを込めてこの曲を富山公演のセトリに入れてきたのかもしれません(後述)
CD版と比べてもベースとドラムがより色濃く出ていた。rocの時もそうだったかもしれない。
透明感のある曲に力を加えてきた形。
最後の「守りたいから~君を~」のボーカルの映えるタメもカッコイイ!
富山でご縁のあったeufoniusさんの曲を歌えてまた一つ夢がかないました!
08 You Raise Me Up
会場限定カバー曲には満を持してこの曲を選択。
他の曲では少し音が遮られることもあったりしましたが、この曲は最後まで綺麗にのびやかに聴くことができました。
地行さんのヴァイオリンも心地よく響き渡る。
2014年の10月の~Sphere's eternal live tour 2014~大阪で久しぶりに披露してから、ここ最近では他のイベントでもよく聴くようになっていました。
この日については、…upなどの部分は短く切り、~sholderなどの部分はいつもより伸ばしていた印象でした。メリハリがきいています。
先に出した、2014年大阪のYRMUもそれは素敵な歌声でした。あの時の響き方は最高級でした。ただ、その時は歌詞の入れ違いが起こってしまったことだけが悔やまれました。
今回は…歌に関してはその時の方が調子は良かったかもしれませんが、よどみなく、そしてしっかりと自分のペースで思い入れのある曲を響かせたことにその意味があったと思います。
穿った見方ですが
You raise me up, so I can stand on mountains
これはもしかしたら、富山のことを思って歌ってくれていたりしたのかもしれないと。
アヴェマリア⇨You Raise Me Up⇨風になる
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月19日
真ん中は会場カバー限定。富山公演は最も思い入れのあるカバー曲を選んだと思っていた。YRMUは歌詞から山をイメージさせる曲、風になるは海をイメージさせる曲。もしかしたら富山を連想させようとしたのかも?#ayahi #高垣彩陽
「ツアーの感謝の気持ちをぜひ届けたかった」とのこと。
…
他の曲については、長くなりそうなので別の機会に
「夢のとなり」は楽しそうにバンドメンバーとの反応を楽しみながら歌っていましたが、『夢に届くまで どれくらいですか?』では目が輝いて見えた。
この曲への思い入れも強い。
印象的なアンコールの後にサプライズが。
EN1 縁(高垣彩陽本人によるピアノ弾き語り)
確か籠島さんが神奈川公演の後にサプライズがあると言っていたのはこのことでした。
今日はこの人を呼びたいと思います。
「おおーー!」
私には夢がありまして、いつか作詞作曲をやりたいと思っていた中で、弾き語りもしてみたいと思っていました。
音大出なのに本当にピアノ苦手で…いつもぎりぎりでした。
あやひごろ「初弾き語り。」 より
曲を始める前にふぅと息を吐くあやひー。
思いっきりマイクに乗っていて観客からも笑い声。落ち着きましたね。
曲はいつもよりもかなりゆっくりの演奏。
籠島さんに譜面を起こしてもらったそうですが、おそらくピアノの高音部はかなり削られていたと思う。指使いやマイクの位置も考慮したものかと。歌い初めも音は少ない。
成功させるためにどれだけ詰めてきたのかを考えると、その作業の苦労が伝わる。
「恐る恐る紡いだ この想いを伝えたいんだ。」
音と歌と表情がリンクする。
ゆっくりとしたテンポで、それでも着実に進んでいく様は、まさに高垣彩陽そのものでした。
大サビ前にはかなり間をとった。10秒ぐらいだろうか。
「……………ひとつひとつの縁の糸が」
あの少しの時間の静寂にどれだけの想いを込めたのか、聴けた人に伝わったと思う。
これが今回、高垣彩陽が挑戦した歌なんだと。
智晶さんの投げかけに対して自分ではどんな歌を作れるのか…そこまで考えが及んでいたという事。
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月1日
初めて自分らしい曲を歌おうと色んな方にお願いした「愛の陽」でも確かにあった。『もし私にほんの少しでも何かが残せるのだとしたら今を生きる時間のペンで魂に綴られた歌』#ayahi #高垣彩陽
声で、舞台で、様々な表現でどんなものを残せるのかということをいつも考えている人が、もう一つ、この「自分の歌」で残せるものを加えてきたということ。
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月1日
この意味合いを自分の中で感じ取れたあの瞬間、本当にどこまでも高垣彩陽は成長しているんだと感じました。#ayahi #高垣彩陽
愛知公演の時以上に成長を感じる瞬間でした。
演奏後には自然とスタンディングオーベーションに。
個人的には、あやひーは弾き語りをやらないとばかり思っていました。
だから、これに挑戦していたことにはただただ驚かされました。
ではどうして最初からやれなかったのか。
単に観客に聴かせる段階ではなかったのかもしれない。ただそれよりも、今回曲作りでお世話になった籠島さんとの演奏を少しでも長く楽しみたかった、その意味合いの方が強いように感じます。
たぶん、あやひーはピアノは弾けても弾き語りはやらない。
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年3月24日
自分の特長である歌に集中したいのと、演奏してくれる人との時間を大切にしたい人だから。
最終公演に弾き語りをしたのは富山の地で挑戦してみたかったのと、より良い演奏を届けるために万全の準備で臨もうとしたのと、…籠島さんとの演奏をそれまでに長く感じていたかったからなのかもしれない#ayahi #高垣彩陽 #2016iiihttps://t.co/RIDltV9Bfq
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月16日
譜面を見ていた方もご紹介
彩陽さんの縁の楽譜、最終ページに特に蛍光ペンで印が多くつけられていて、籠島さんからいろいろ指摘されたことを真面目に書き留めていたことが伺えるのと、曲の終盤を最も大切にしていたのかな、とも思ったり…
— みおこ (@osolemio_xxx) 2016年5月15日
EN2 リフレクティア
おそらく誰もが待っていたであろう曲。
私は弱気で、他の公演でも自身のアニメ主題歌以外は歌っていなかったので、やらないかもしれないとも思っていました(^_^;
ただ、色々と整理してみると見えてきました。
・他の公演では自分の曲以外は歌わない
・6曲目に光のフィルメントを歌い、eufoniusさんとの繋がりを示す
・1stツアー大阪でも「自分が歌っていいのかしら、と心に引っかかりもあったけれど
私の大事な一歩なので、この曲を歌わせて頂きたいと思います」
(参考:ひまわりのむく頃に「最高の瞬間を捉える力~高垣彩陽初ソロコンサートツアー「Memoria×Melodia」大阪公演 」より)
つまり、たった1曲だけあやひ―自身の最大の希望があったとすると、まさにこのリフレクティアがそうであったと言える。
前回ツアーのようなカバーやキャラソンを期待しているファンもいた中でそれらを封印。この富山の地でご縁のあるeufoniusさんの曲「光のフィルメント」を歌う。
ここまで積み重ねて初めて、リフレクティアを最大限に歌う準備をしていたのだと。
MCの前に地行さんがヴァイオリンの準備をしていたところからも予測していた人もいました。
あの綺麗なイントロが始まるとバックライトは虹色に。
歌詞「虹色の回路に」や、パッケージの印象から。

観客もピンク1色から半分ぐらいは青色に変化。彩陽ファンはシンフォギア曲以外はほとんどピンクで振る人も多いので、この変化はどれだけ待ち望んでいたかの表れでしょう。
この曲を歌ったことがある方であればわかるかと思いますが、繰り返しの歌詞がないんですよね。だからしっかり歌詞を覚えていないとすらすら歌うのも難しいと思っています。
今回、あやひーがひとつひとつ丁寧にしっかりと歌っていたことからも、その思いいれの強さが伝わってきます。
初めて聴く人には、シンプルで綺麗な歌だと感じるでしょう。でも、ここにいる人たちのほとんどが泣いて喜ぶような1曲であったと思います。
私は生でリフレクティアを聴くのは初めてでした。これを聴くために声優さんのライブに行くようになったといっても過言ではないかもしれません(おいおいw)
後で聞いた話では、前回歌った2011年12月大阪公演ではこんなこともあったそうです。
「ざわめく予感 少しの空想に いつか打ち明けたい秘密」は
完璧に乃絵だったと思います。
(参考:ひまわりのむく頃に「最高の瞬間を捉える力~高垣彩陽初ソロコンサートツアー「Memoria×Melodia」大阪公演 」より)
では今回はどうだったか。…実を言うと、歌ってくれたことに感動してしまい、それを冷静に判別することはできませんでした。
もしかしたら、
『いつか打ち明けたい秘密』がそうだったかもしれない。
でも、はっきりと乃絵とわかるところはなかったと。高垣彩陽からのメッセージとして自分は受け取っています。
もしくは、あやひー本人もそれを意識していたかもしれませんが、歌えなかったのかもしれない。これだけ自分の夢を詰め込んだ特別な公演で感極まって…
…またいつか、このリフレクティアやtrue tearsについて聞いてみたいものですね。
EN3 私の時計
少しだけ触れます。この曲は、今回のツアーでは楽しさの象徴としてまさかの最後の演奏でファンを驚かせたものでした。この富山公演でも変わらずこの位置でした。ここは「記憶の湖」であったりと同様な役割として考えています。それはまた別の機会に書いてみたい。
もちろん、目が輝いていたり、声が上ずっていたりというのも感じた。そういう人だ、高垣彩陽という人は。
バンドメンバーと挨拶が終わってメンバーだけが奥に引き上げていってからすぐに
「でも、まだ帰りたくないよね」と
「こういう時って、ほら、もう1回ってするような、ね」
瞬く間に広がる大声援の「もう1回」コール
個人的にはダブルアンコールでのコールをやってみたかった人間でした。
【拡散希望】
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月8日
高垣彩陽さんソロコンサートも残すところ最後の富山公演(砺波市文化会館)だけとなりました。
アンコールをする場合、どのような形式が良いかお聞かせください。#ayahi #高垣彩陽
私の時計がみんな絵顔で楽しく終わる曲だったのと、拍手とコールとの論争で両者がうまくやれる機会はないかという考えから。
実際、「EN:拍手、WEN:コール」はアンケートではマイノリティの層でしたが、結果としてできました。
ただ、これは「あやひーもコールを受けてみたかった」ということにはすぐには結びつけられないと考えます。慎重に今後も考えていきたい。
それよりも、「あまり帰りまでの時間がない中で、少しでも長くやりたかった」がその理由だと思います。
だから、一旦ステージから退場して、ダブルアンコール(拍手かコールかなんとも言えない)の時間を費やすよりも少しでも楽しく続けたかったんだと思う。
ダブルアンコールが成立して、ファンからも大歓声。
さらには「アブラムシやってー!」に
「すーぐそこーーにアブラムシ♪」
とワンフレーズだけ歌うあやひー(TvT)
ダブアンWalking on Sunshine前にアブラムシをリクエストしたのは僕です。反省はしていない。
— 香具師@あやひー最高すぎ、あっきょ舞浜 (@yashigani1102) 2016年5月15日
ダブルアンコールはもちろん「Walking On Sunshine」。
もちろんと書いたのは、私自身望んでいたからです。すみません。
ツアー最初の雰囲気とは全く異なる、ステージ上で笑顔を振りまきながら始まるイントロ。
私の時計の雰囲気そのままに始まった。
「耳を澄ましたら~ほら…聴こえるの 呼んでるの」は満面の笑みでした。
この幸せの時間もこれで終わってしまうのか…とちょっと間奏の時に考えがよぎってしまいました。それだけ、濃密な時間をこの会場で過ごしました。
間奏では笑顔でステップを踏み、大サビに向けて気持ちを高めている様なあやひーでした。
『あの日 描いてた 未来にどれくらい近づいたの?』
(涙が溢れてきた。)
ただ、どうもあやひーの声に伸びがない。これだけの曲をやってきた疲れかもしれない。
『変わっていく この空には…変わることないあのメロティが いつだって響いてる」
伸ばさず、切って言うような歌い方だ。
そして
「いつのまにかこんなに遠い…」
ここで泣き始めてしっかりと歌えなくなるあやひー。
「握りしめた自信を勇気に変えて」でファンがこれまでもらった勇気をあやひーに全て届けようとした。
それは少しずつ大きくなり、ついには合唱となった。
私は今回のツアーでもあやひ―の曲で合唱をやってみたかったんですよ。神奈川公演の時から、あやひ―の作った「縁」での合唱を。これを締めに予想していたぐらいです(笑)
今回ツアーを共にした友人からも「縁はキーが高くて難しいんじゃないか」との指摘が。確かにその通りです。
それが、こういう形で合唱ができるとは…
私の夢も叶った瞬間でした(TvT)
終盤に合唱をしてみたいと思っていた。「縁」で歌ってみたいと。するとまさかの弾き語り。さらにはダブアンでWalking On Sunshine。終盤にあやひーが感極まって泣きだしそれを見てみんなで歌いだす、これ以上ない展開でした(TvT)#ayahi #高垣彩陽 #2016iii
— さんさん@ガルフレ(♪)イベント品川 (@MALMUNIA) 2016年5月16日
「あの日描いてた未来にどれくらい近づいたの?」
ここで、あやひーはどんな景色を思い浮かべていたのだろうか。
変わることのないメロディとして、ファンの声援をどれだけ届けることができたのか。
考えていたら涙が今も溢れてきそうです。
Walking On Sunshineは続きでもあり、始まりでもあり、そして一時的な締め括りだと思っています。それが今回のツアーのステージであったり、セトリであったりに大きく影響していたと個人的に思っています。
また書くかもしれません。
ファンが思っているそれ以上にこの富山公演を思ってくれていたことを、様々な場面から結びつけることができました。
本当に、富山をこんなにも愛してくれて、「ただいまーー」とはじけるように喜んで言ってくれるあやひーに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとやま\(TvT)/
(残りはまた書くかもしれません。慣れない作業だったので長引きそう)