今日は、京都からハーブ魔女の兼松真紀ちゃんがやってきて、わが家が「魔法学校」に変身しました。
ドクダミ、スギナ、大根菜・・・春の植物たちの力を借りて「あたための魔法」を習得した12人の子どもたち。
「どうやって、こんなに寒い冬から
あたたかい春を呼び込むのでしょう?
お外でたき火をすればいいかしら?
お湯の雨を降らせようか
はんぶん眠っている太陽を
ぐーんと近くにひっぱってみる?
冷たい風をつかまえて
毛布をかけてあげましょうか?
いいえ いいえ
世界をあたためるには 自分のこころをあたためること
自分のこころをあたためるには 自分のからだをあたためること
じぶんのからだをあたためるには せかいをあたためること」
クリスタルが3回鳴ったら、魔法学校のはじまり、はじまり。
庭に野草を摘みにいったら、小瓶にピンク色の岩塩と、エッセンシャルオイルを少々。両手で包んで、自分の大好きな「あたたかい情景」を心に描き、フッと息を吹きかけたら・・・世界にひとつだけの入浴剤ができました!
見えないものを見て、聞こえない音を聴き、植物や動物、人々を癒してきた自然療法者たちはかつて、「魔女」と呼ばれた。自然とともに生きる賢者の知恵、今こそ、小さなひとたちに伝えたい。
庭のハーブから体調にあわせたお茶をブレンドし、化粧品からヘアワックスまで何でも自然のもので手作りする、植物の天才・真紀ちゃん。実は前職はゲームクリエイターで、ファンタジー世界もお手のもの。真紀ちゃんの作る物語世界には夢があるけど嘘はなく、子どもたちと一緒に私も、目には見えない植物の力を信じる心をもらいました。
たった2時間の「あたための魔法」クラスは、小さな魔法使いたちの心に火をつけるに十分だったようで。庭でお弁当を食べてから暗くなりはじめるまで、ずーっと、春の草花を摘んできてはスープにし、すりつぶしては薬をつくり、ノビルやつくしをパスタにする「魔法のだいどころ」ごっこが続いていました。