スカッとする記事の紹介。

こういう、大事な根っこからの問題提起を増やさなくちゃいけない。質をさげた保育園を増やし「働くお母さんの気持ちを受け止める」?  冗談じゃないです、本当に。突っ込みどころ満載すぎるから。

保育園増やせば解決か 
「子育ては母」日本、「夫婦で育児」ノルウェー比較


私も最初は「保育園落ちた」が理由で、仕事を減らさざるを得なくなった母だった。でも、おかげさまで見えたこともたくさんあった。

保育園も幼稚園も、フルタイムワーママも、フリーランスな働きかたも、家族のタイミングに合わせていろいろやってみて思うこと。いつでもどんなときも、まず大事なのは子どもの幸せ。そして、子どもの幸せが守られるには、親が安心して社会で生きていく基盤がないといけない。

いまこの国では「安心して社会で生きていく基盤」そのものが揺らいでいるのであって、保育園の数が足りないのは、実は二次的な問題だと思う。

もうね、社会不安の根が深すぎて「うちの子は保育園受かった」「うちの子は安心できる環境であたたかに育てているから大丈夫」「うちの子はいい学校に入れたい」じゃ済まない時代に入ってるから。

行政や企業の動きが遅いなら、自分も動くしかない。「私の子ども」から「私たちの子どもたち」に気持ちと行動を変えたら、未来はきっと明るいよ。まずは自分から困っている友達に手を差し伸べて、だから自分も助けてもらえるというあたりまえの「お互いさま」を取り戻す。 


フェアトレード界のパイオニア藤岡 亜美ちゃん(スローウォーターカフェ) が「そんなに枠がないなら、みんな入れちゃって、週に3回とか4回ずつ、保育園通える日をシェアできたらいいのに」と言ってたのにもハッとした。そしたら、必然的に働きかたも変わるよね。

「エクアドルでは誰の子を呼ぶのにも mi hijo!(わたしの子)って呼びかけるし、ほんと、村一つで囲んで育てるんだよ。女性組合の会議では男がまとめて子守りしたり、奥さんが出張から帰ってくると、夫が空港で泣いちゃたりする国なわけ。
日本は、イクメンとかいってる時点でスカっとしないよね。そして、社会がママを見くびってるところがあるとおもう。せっかく愛ちゃんもいってるし、部活の先輩で、文科省のスーパーウーマンがいるから、本気で3、4日登園シェアを政策にしてもらえないかみんなで相談したらどうかと思ったけど、幼稚園は文科省で、保育園は厚生省なんだね...」by 亜美ちゃん。


「そんな子どもみたいなこと言って、無理だよ」って思う?いやいや、今のままの社会のほうが、無理だから。

幸せと楽しさを追求する、まさに子どもみたいな思想と行動の先に、突破口がある。Mi hijoのマインド、最高だな。 日本語でいい言葉ないかな。近所の子たち相手に使いはじめちゃおうかな。


今は無理した時代にためていた社会の膿が次々と出てくるときだから、政治の動きは全部後手後手。保育園も子どもの貧困も温暖化も全部「お、なんか世論的にも問題みたいだからヤバいぞ、なんとかしなくちゃ」という遅すぎるスピード感の政治。行政にばかり任せてないで、まずは自分の町にでいいから、ものすごく小さくてもいいから、動いて実例を作っちゃえばいいんじゃないかと、ここ数年思っている。

はじめるのにもあと半年かかりそうだけど、いま逗子で「私たちの子どもたち」を仕組み化するような動き、準備している。結局、問題があったときに文句を言うだけでなく、じゃあ自分で作っちゃおう、じゃあみんなではじめちゃおう、と楽しく動いて、いつのまにか行政をも巻き込むようなウネリを作ることができる主体的に動ける大人を増やしていかないと、いろんなことが間に合わないし、社会がどんどんつまらなくなるばかりなんだもん。

準備できたら、またブログでも報告します。

まずは個人でできる「私たちの子どもたち」ムーブメントから、皆さん、どうですかー?笑


というわけで、この記事は必読です!