Salt making from local sea water, successfully and playfully completed by そっか members and friends!! We sent off groups of local children to harvest locally grown food. Fishes from rivers and ocean for grill, wild edible plants for tempura, oranges and permissions for dessert, and many more home made delicious food using local ingredients... What a celebration, what an extravagance!!

 

黒門とびうおクラブ、海のようちえん、海の子ども会(=そっか)のみんなとそのお友達で、塩炊き祭を行いました。手足かじかむ小雨の夜、ガード下で夜通し塩炊き&釣りをする親子たち。海水を炊き続けるだけで、本当に塩はできるのか・・・? 

 

無事に、できましたーっ!!

 

 

チョイ苦だけど、だからこそ深みのある美味しい塩。大きな鍋の底、2センチくらい。使い切れないほどの仕上がりです。

 

 

「この海でとれる塩で、この町の森里川海でとれる食材で、バーベキューしたら楽しそう」からはじまった企画。晴天に恵まれ、楽しすぎて美味しすぎて、みんな笑いが止まらない。

 

チョイ田舎で森川海があるとはいえ、逗子も都会です。採れるものだけ集めたらきっと貧相なバーベキューになるだろうと、「ストーリーのある一品」の持ちよりもお願いしていました。これがまた、最高に楽しくて、豊かで、幸せで。

 

 

「森を散歩して獲ったむかごの炊き込み御飯です」
「庭のハーブを使ったソーセージです」
「葉山で拾ったひじきです」
「鎌倉で拾ったワカメです」
「畑のトマトジャムとバジルペーストです」
「遠足で掘ったサツマイモのケークサレです」
「キアゲハのために毎年育てているパセリをクリームチーズにあえてサンドイッチにしました」
「おかあさんといっしょにつくったたまごやきです。たべてください」
「庭のあけびです」

 

などなど、集まる、集まる、素敵な食材と物語たち。

 

 

生地だけ自作してきたパンの先生母ちゃんが、その場に出ていた家庭菜園のトマトとバジルペストで即興ピザを焼いてくれたり、塩焼きセイゴの頭と骨をお出汁に里芋汁ができたり、イカを焼いたあとの汁が美味しそうだからと、誰かの友達が作ってくれたお米で即興リゾットができたり。みんな、クリエイティブー!

 

「あるもんで、やる。足りないなら、つくる」

が、こんなに楽しくて、豊かだとは。

 

 

さっそく「来年またやるなら、それにむけて家庭菜園もう少し頑張る」だとか「野草が自生する森をチェックするようにしよう」だとか聞こえてきて、自然と次回以降の話に。

 

 

「来年の春は、ここに集まった100人が、それぞれ100粒ずつ、町中に大豆の種をまいてみようか」

「それを収穫して、味噌や醤油をみんなで仕込むのも楽しそうだ」

「市有地の緑地をアダプト(里親になる)して、整備しながら果樹を植えたらいいね」

「天ぷらの小麦粉も逗子でつくれないか・・・脱穀と製粉が大変で、全粒粉の天ぷらじゃおいしくないかなー」

「じゃ、油ならどうか。町中に菜の花を植えて、菜種油をつくれないか」

 

などなどなど。

 

 

途中、とびうおクラブの合宿で御蔵島や八丈島に行った子どもたちが逗子の外で見てきた海の報告もしてくれて、内外がつながる、本当に豊かな時間でした。

 

 

逗子内外からご参加くださった皆さま、徹夜や早起きで子どもたちに寄り添った大人たち、みんな素敵でした。こうやって本気で遊ぶ大人を見て育つ子どもたちの未来は、猛烈に頼もしい。

 

お疲れさまでした。次回は、餅つきで☆

 

 

 

*後日談*

 

夕暮れどきに、ピンポーン。玄関に出ると、中学一年生のお客さま。聞けば、プレゼントを持ってきてくれたそう。

 

差し出された包みの中には... 

 

 

なんと、先日の 「そっか感謝祭」で海水を炊いて作った「逗子塩」を使った全粒粉のおやつ!

 

白崎茶会レシピを作り込み、焼き菓子づくりはセミプロ級の彼は、今回、みんなで作ってできた塩をさらに焼き、焼き塩にして香ばしさを出してまぶしてくれたのだそう。

 

か、感動ー!! 

 

ホーリーバジルの穂を自宅でドライにしたお茶、イタリアからパーマカルチャー母ちゃんズがお土産に持ち帰ったワイルドシナモンを使ったお菓子も一緒にいただきました。

お礼にと、友達が育てたしいたけとリンゴをお渡ししたら「またこれで何を作ろうか」。 贈る→つくる→食べる→「美味しい!」→贈る。繰り返し。お裾分け合戦。#友産友消 だね。これぞ豊かさ、これぞ幸せ!

 

かいくんの逗子塩クッキーは、数日間、鞄に入れて持ち歩き、町でお会いする友人知人の皆と一緒にすこーしずつ、大切にいただきました♩

 

 

 

*今日も逗子海岸で3時半〜、「海の子ども会」、やってますよー!夕焼けがいちばんきれいな季節。ぜひ!!

 

*「そっか」は、日本財団「海と日本」プロジェクトの助成で運営しています。