Matheus Sborgia  Yoni Nimrod and Maya Wakita are in Japan filming food stories of us. Slowfood Miura Peninsula as a team is hosting them to local food scene. Today we visited Misaki Fish Market and made Natto / fermented soybeans with straw. Food is... fun!!

 

スローフード大学からシェフたちが日本探訪中です。日本の食文化を映像にしたいということで、神奈川県東南部はスローフード三浦半島チームでご案内しています。

 

 

今朝は三崎へ。魚市場での競り、 石橋 匡光くんによる見事なカサゴの神経じめ、umami講義、マイナス60度の世界を体験して、朝から市場の定食をいただいて。案内役のこちらが実り多き一日です。

 

三浦恵水産の若旦那・石橋匡光くんと、その妻・悠ちゃんは、大学ウィンドサーフィン時代からの仲間です。今回こうして、食という切り口から一緒に活動できて、とても嬉しい!

 

「三崎で水揚げされるまぐろは、鮮度良く捕獲でき、サステイナブルな漁獲方法ともいえる”はえ縄漁”。311あとには工場の屋根にソーラーパネルをとりつけ、マグロの残渣は三浦大根の堆肥にしています。できることはなんでもやって「サステイナブルマグロ屋を目指しています」という石橋匡光くん。

 

今月はトルコ、来月はシンガポールと、世界をまたにかけ、日本の UMAMI や MAGURO のアンバサダーとしてご活躍中です。

 

「マグロでは、日本一を目指すよりも、世界一を目指すほうが簡単なんです。だったら、世界一を目指しちゃおうかなと」

 

旧友の真剣なまなざしは、とても心強い!

 

恵水産
http://www.misaki-megumi.co.jp

 

さて、そのパートナーの悠ちゃんは、自然育児の会を主催するかたわら、素敵なご自宅で自然食材店「小網代食品店」を営む3児の母。お料理の腕はご夫婦そろってプロ級です。この夏、マグロ屋の妻として悠さんが開発した「ごちそうのためのツナ」は、絶品すぎて、顎が外れるかと思いました。そのお披露目で、城ヶ島のマグロ工場の軒先には「FISH STAND」というなんともオシャレな立ち飲み屋までオープン!

 

FISH STAND
http://megumi-fishstand.com

 

三浦の食のシーンを漁業の方面から盛り上げている素敵夫妻なのです。

 

 

この規模でマグロが集まるのは、築地、八重洲、三崎だけ。圧巻。

 

 

三浦恵水産にて、カサゴの神経締め。

脳から「死にそうです」の信号が途絶えると、死後硬直を緩やかにできる。なるほどー。(学校が代休でママの仕事に同行した二人。楽しかったね!)

 

 

午後は、そんな石橋邸にお邪魔して、悠ちゃんたちが田起こしからはじめた田んぼでとれた藁で、初めて、茹で大豆を藁に包むところからの納豆づくりも行いました。

 

 

わらを熱湯でくつくつ煮て、納豆菌以外の雑菌を殺したら、あとは蒸し大豆を藁に包んで、40度で二日間、大事に育てます。

 

 

みんなで作ったランチがまた美味しい。マグロ屋さんのごちそうツナサンドも、カサゴと三浦野菜のスープも絶品で、ああ、ディープな三浦半島♡ 

 

恵水産では、毎日50kgのマグロ残渣をコンポストに!動力はソーラーパネル。

マグロ堆肥で作る三浦大根だなんて、最高です。いよっ、さすが若旦那!

 

 

夜は、家に来てくれたスローフードシェフたちを先生に、娘たちが料理をはりきること!世界の巨匠ミシェル・ブラス直伝というキャベツのグリルにはシナモンとクミン。アラビックサラダはレモンをたっぷり。新しい世界に、長女・桃は大興奮でした。

 

 

 

ちゃんと食べるって、こんなに世界を広げてくれる。

ちゃんと食べるって、本当にいいですね。

 

スローフードシェフたちの三浦訪問記は、DAY 2に続く。