"Mom, when is the most important time of a life? I think it's when you are born, and when you die. Nothing starts without a life, and it's sad if your life doesn't end when all your precious peoples' end" - 10 yrs old and her philosophical journey has begun.

 

 

妹も弟も先に寝たお風呂上がり、珍しく静かないい時間。桃と一緒にストレッチしていたら、おもむろに。

 

「ママ、人生でいちばん大事なときっていつだと思う?」

 

「うーん、どうかな... 桃はどう思う?」

 

「赤ちゃんとして生まれるときと、死ぬときだと思う」

 

「へええ。どうして?」

 

「うーん... 命がなければ何もはじまらないから、生まれてくるのは大事だし、大切なひとたちがみんないなくなっていくのに自分だけいても悲しいから、命が終わるのも大事」

 

 

そんな桃が、連休の終わりに10歳になりました。

 

本当はのんびり屋なのにしっかり者を装って、いつもドタバタサザエさんなママを助けてくれる桃。

 

だから、年に一度の誕生日ばかりは願いとおりにと、大好きな友達をみ〜んな呼んでのお泊まり会に、自作のピニャータに、自分でデザインしたケーキ(近所の大好きなパティシエお姉さんに形にしてもらってご満悦❤️)に・・・

 

嬉しそうな顔を遠目にみていて、母、しっとり。
成人式まで、折り返し地点に来てしまったなんて。

 

 

桃。

 

ハッとするほど大人な表情を見せるかと思えば、放課後はいまだに男子ばかりとよく遊ぶ。5-6人と棒を振り回して洞窟探検が楽しそう。

 

男子ばかりと遊ぶのは、きっと、実は不器用だから。女の子たちの気持ちの駆け引き、面倒なふりしてクールぶっているけれど、本当はただ、ついていけないだけなんじゃないかなー。

 

 

だって、お誕生日会に招いたのは結局、1〜2年生の頃の大親友の女の子一人のほか、同じく1年生から続けているとびうおクラブの女子仲間たちだった。

 

(大事に思っているトビウオが、桃にとってもいつの間にか心のホームになっていること、本当に嬉しい!)

 

女子ばかり7人、庭デッキに寝袋を出して野宿して、明けても暮れてもツリーデッキを秘密基地化して遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ・・・。

 

 

小さな子に、本当にさりげなく優しくできるんだなと感心した矢先に、2歳下の杏とはハンバーグが大きい小さいで喧嘩する。

 

去年は「真田丸」から日本史にハマって、漫画や本を読んではメモを重ねた戦国武将ノートの情報量は半端なし。

 

推理モノも大好きで、木曜日放課後は「相棒」が観たくて友達との約束を断るのが習慣。将来の夢には、シンガーソングライターに加えて「科捜研の女になる」もランクインw

 

音楽好きは変わらずで、お気に入りの音楽を聴きながら、歌詞をそれらしいローマ字で書きとるのが至福の様子。いまは、アリアナ・グランデが歌う Beauty and the Beast を延々リピート...

 

 

 

海では、走る・泳ぐ・漕ぐことよりも、とにかく水の感触、海の中の世界が好き。この夏も御蔵島でイルカと泳ぐのが去年から楽しみで、お風呂で息を止める練習が続く。

 

どこへ行くにもさっさと自分の荷物を支度をする。
ひとりでレシピ検索をして料理をする。
 

「好き」と「そうでもない」がハッキリしていて、
あっという間に自分の世界ができている。

 

 

そんな彼女の世界に、もはや母は入れてもらえる余地もない。

たまーに「聞いて聞いて♡」と興奮気味に話してくれるのを恋焦がれるように待ちながら、見守るばかり。

 

10歳って、こんなに大人だったか...

子育ていっちょあがりみたいな感じで、嬉しさより淋しさが勝っちゃいそう。

 

私みたいな親バカ子煩悩母ちゃんには、子どもが三人もいて、ちょうど良かった。なんとか干渉せず、ほどよい距離感で放任できるのは、仕事があり、杏と玄がいてくれるおかげです。涙

 

子どもたちばかりでなく、私たちも近所の友達皆さんのおかげで幸せに暮らすことができています。みんなに感謝!感謝!感謝!

 

 

寂しさ紛れに、大人は大人で、ソムリエのお父さんに教わりながらのワインテイスティングを楽しんじゃったもんね。

 

 

桃、おめでとう。
これからも仲良く楽しく生きていこうね。

 

 

 

ついき:

毎年、誕生日には指示書を隠して、宝探しをしていました。長女10歳の誕生日、「宝探しはもういいよ」と言われて(実は)シュンとしていたら、、、 

なんと子どもたちからの発題で、大人に指示書が出されて感動!バトンは渡されたのね。暗号まじりの問題、レベル高い〜