音楽で育児真っ最中 ようこです
8月9日11時2分
74年前、ナガサキの街に原爆が落とされました
「僕は、山里小学校に入った。いまは4年生だ。あの運動場は、すっかりかたづいて、たくさんの友だちが、大よろこびで遊びまわっている。あの友だちは、ここでたくさんの子供が死んで、焼かれたことを知らない。
僕も、友だちといっしょになると、元気で運動場をとびまわって遊ぶ。けれども、どうかしたときには、ふっと、あの日のことを思い出す。
そして、お母さんを焼いたその所にしゃがんで、そこの土を指でいじる。
竹で深くいじると、黒い炭のかけらが出る。そこの所を、じっと見ていると、土の中にボーッとお母さんの顔がみえてくる。
ほかの子供が、そこの所を足でふんで歩くのを見ると、腹がたつ。
運動場へ出るたびに、僕は、あの日を思い出す。運動場はなつかしい。そして悲しい。」
〜原子雲の下にいきて より。
5歳の時に被爆した 辻本ふじおさんのこの体験記をもとに祖父が書いた
原爆絵本「土の中の顔」の巻末にある詩に
音楽をつけて 朗読させていただきました
忘れてはならない
忘れさせてはならないと思うのです。。