ヤマトタケ | この美しき瑞穂の国

ヤマトタケ

現代において『日本武尊』を『ヤマトタケルノミコト』と読むことが常識となっている。しかし、これは明治時代以降の読み方で誤りであり、本当は『ル』を付けない『ヤマトタケ』であり、『ヤマトタケノミコト』と呼ぶべきであるらしい。


なぜなら『タケ』の言葉に『ル』が付くと意味が変わってしまうからなのだ。


いろいろとその意味を調べてみたところ、『タケ』の『タ』は『イタ』で【非常に】、『ケ』は【気高い】という意味であるようで【タケ】は【非常に気高い】の意味となる。


ところが『ル』がついて『タケル』となると、古代語では【精神異常者】という意味で、理を捨て我が欲望を欲しいままにした者を差したようだ。いうなれば【人でなし】ということらしい。


そもそも日本書紀の古い写本でも『ヤマトタケ』の読み方だったそうで、『ヤマトタケル』という読み方は明治時代以降の歪められた読み方であり、『ヤマトタケ』を貶めているのだ。


ちなみに古事記、日本書紀には『タケル』といえばヤソタケルやクマソタケル、イズモタケルなどの名前が登場するが、これらの『タケル』はその言葉の意味通りであり、そこに『ヤマトタケ』を混同してはならない。



よって今後当ブログにおいても日本武尊は『ヤマトタケノミコト』の振り仮名で統一していく。間違いは正さなければならないと強く思うのである。